「SL銀河」6月に引退 客車の老朽化で 復興支援などで走った9年間
『銀河鉄道の夜』をテーマにした列車でした。
最終運行日は6月11日(日)
陸中大橋駅を発車する「SL銀河」(画像:写真AC)。
JR釜石線で運行される観光列車「SL銀河」が、2023年6月4日(日)をもって定期運行を終了します。「SL銀河」とは、沿線ゆかりの人物である文豪・宮沢賢治の著作『銀河鉄道の夜』をテーマに、車内の雰囲気を大正から昭和の世界観とし、ギャラリーやプラネタリウムを設けた列車です。観光面からの復興支援と地域の活性化を目指し、2014(平成26)年4月に運行を開始しました。
2023年度上期は、3月25日(土)から最終日まで土休日に運行。それぞれ連続する2日間運行され、下り列車は花巻10時36分発 釜石15時10分着、上り列車は釜石9時57分発 花巻15時19分着です。運行終了の理由は、旅客車両キハ141系の老朽化だそう。なお6月10日(土)と翌11日(日)に旅行商品専用の団体臨時列車として走り、いよいよ引退します。
「SL銀河」へは乗車券のほか指定席料金840円(子ども420円)が必要です。指定席券はJR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」または主な駅の指定席券売機などで購入できます。