2月は米国の「Black History Month」(黒人歴史月間)だ。困難な歴史を克服し、米国の文化や発展に貢献してきたBlack/Brownコミュニティの人々の多大な努力と献身を称える一カ月になる。黒人歴史月間の取り組みを続けているAppleが1月18日(米国時間)に、2023年の黒人歴史月間を記念した製品「Apple Watch Black Unityスポーツループ」を発表した。



今年のBlack Unityコレクションは、AppleのBlackクリエイティブコミュニティのメンバーが仲間とともに、モザイクアートにインスピレーションを得た表現を用いて、Blackコミュニティの生命力と連帯の力を称えるデザインに取り組んだという。Black Unityスポーツループは、パンアフリカン・フラッグに敬意を表し、赤色、緑色、黒色の糸を使ってバンドに「UNITY」(連帯)の文字を抽象的に織り込んでおり、独自の糸の重なりによって文字に立体感を出している。



スポーツループに合わせた「ユニティモザイク文字盤」は、緑色、黒色、赤色、黄色の幾何学的図形を取り入れ、時刻が進むにつれて各数字が他の数字のピースを使って新たな形に変化する。また、黄色のアクセントは他の色でパーソナライズできるようになっている。



Black Unityスポーツループは41mmと45mmの2サイズで、Apple Watch SE、Apple Watch Series 4以降、Apple Watch Ultra(45mmバンドのみ)に対応する。価格は6,800円(税込)。すでに公式ストアで予約受付が始まっており、2月1日から一部のApple Storeで販売を開始する。



ユニティモザイク文字盤は、watchOS 9.3(Apple Watch Series 4以降)およびiOS 16.3(iPhone 8以降または第2世代iPhone SE以降)が必要で、来週リリース予定のソフトウェアアップデートで利用できるようになる。

黒人歴史月間のサポートを継続しているApple、2021年のBlack Unityコレクションは「Black Unityスポーツバンド」(右)、2022年は「Black Unityブレイデッドソロループ」(左)だった。

Appleはまた、Racial Equity and Justice Initiative(RFJI)を通じて、テクノロジーを活用して教育やクリエイティビティの機会を引き出し、有色人種のコミュニティが置かれた環境を向上させる活動を行っている以下の5つの組織へのサポートを拡大することを発表した。

Art Gallery of New South Wales(シドニー)

Ghetto Film School(ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン)

Music Forward(ロサンゼルス)

Shout Mouse Press(ワシントンD.C.)

The National Museum of African American Music(テネシー州ナッシュビル)