エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

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エンゼルス番記者「23年チームが成功+巨額資金」

 来オフにFAを迎えるエンゼルス大谷翔平投手の去就に早くも注目が集まっている。これまでにエンゼルスのペリー・ミナシアンGMは再契約を目指す方針を明らかにしているが、残留には何が条件となるのか。米メディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番、サム・ブラム記者は次回の契約規模なども深く解説している。

エンゼルスが希望しているような長期契約を結ぶことはできると思いますか?」。ブラム記者の答えは「イエス」だった。ただ、残留にはいくつも条件があると指摘した。

エンゼルスに残留する唯一の可能性は、2023年チームが成功を収め、新オーナーが契約延長に巨額の資金を注ぎ込むことができる場合に限る」

「新オーナーはエンゼルスをビッグ・マーケットチームのように資金を注ぎ込まなくていけない。マイク・トラウトやアンソニー・レンドンの長期契約はまだまだ続く。この2人だけでも合わせて今後4年間、毎年7000万ドル(約92億7300万円)の支払いが続く。つまり、新しいオーナーは贅沢税ラインを超えることを許容しなければいけない。もし、そうであればエンゼルスは、大谷を引き止める可能性が出てくるだろう」

 今年8月にアート・モレノオーナーが球団売却を検討していると発表。マンフレッド・コミッショナーは「開幕までに決まるという認識だ」と来季開幕までに決まる見通しを示している。仮に新オーナーがメッツのスティーブ・コーエン氏のような大富豪で補強資金に糸目を付けないなら……。注目の契約規模については「年棒5000万ドル(約66億2300万円)の8年契約を求めるかもしれない」と予想した。

 もしFA市場に出るなら……。ブラム記者は大谷の2024年にプレーする可能性のある他球団に「メッツ、ドジャース」を挙げた。

「ドジャースと契約する場合はオオタニが常勝を望み、エンゼルス以外の西海岸のチームでのプレーを希望すれば可能性が高くなるだろう。メッツはスティーブ・コーエンオーナーが10億ドル(約1327億2000万円)近い、他のチームを圧倒するような契約を提示した時に可能性が高くなるだろう」

 果たして大谷は2024年にどのような道へ進むのだろうか。(Full-Count編集部)