草剛&香取慎吾 指を絡ませて握手!目撃した7年ぶり「二人芝居」完走後の熱い絆

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銀座にある商業ビルからスーツ姿の男性が2人出てきた。草磲剛(48)と香取慎吾(45)だ。10月26日の午後9時ごろ、2人はビル内にある飲食店で食事を終え、それぞれ道に横付けされた車に乗り込もうとしていた。

この日は草磲と香取による二人芝居の舞台『burst!〜危険なふたり〜』の千秋楽。無事にすべての公演を終え、緊張から解放された様子だったーー。

「この舞台の初演が行われたのは’15年で、今回は7年ぶりの再演でした。同作の脚本と演出を手がけたのは三谷幸喜氏(61)です。

もともと草磲さんと香取さんが2人のラジオで『三谷さんに僕らに芝居を書いてもらいたい』と話したのがきっかけで実現した作品だそうです」(芸能関係者)

草磲にとって同作は思い入れの深い作品のようだ。

「草磲さんはドラマや映画、舞台の台本は、すべてありがとうという気持ちを込めてすぐに処分するそうですが、『7年前の“burst!”だけは珍しく捨てられなかった』と話していました。また何年も前から周囲に『もう一度やりたい』と言い続けていたそうで、それだけ草磲さんにとっては特別な作品のようですね」(前出・芸能関係者)

草磲は10月7日に自身のYouTubeチャンネルを更新。待ち望んでいた舞台を直前に控えた心境をこう語っている。

「毎日、課題課題で生きている日々ですわって話で。でも、それをクリアしていくとすごい幸福感っていうのかな。

作品が完成したときのそれは、やっぱりやった人じゃないとわかんないと思うんだけど、あるんですよ。だからやっているんだろうね、この仕事をね」

■「2人で芝居できるのは特別で幸せなこと」

7年の時を経ての再演で、同作はどう変わったのだろうか。

「相手と完璧に呼吸を合わせなければ成立しない二人芝居なので、’15年の初演の際はお2人とも苦戦していたそうですね。当時はグループでの仕事もあり多忙で、稽古にまとまった時間があまり取れなかったと聞いています。それでも芝居を繰り返すうちに、次第に息が合うようになっていったとか。

今回はよりじっくり作品をかみしめて演じることを意識したそうです。草磲さんは『慎吾ちゃんと2人で舞台ができるのは特別で幸せなことで、2人の人生、2人の歩んできた道が映し出されているんじゃないかなぁ』と話していました」(演劇関係者)

『週刊女性』9月20日発売号のインタビューで、香取もこう語っている。

《当時よりも2人の関係性が強固になったいまは、もっと面白いものが見られるんじゃないかなぁ》

’15年の初演から2人を取り巻く環境も変わっている。

「’17年以降、稲垣吾郎さん(48)を含む3人で『新しい地図』として活動しています。そんななか、SMAP時代に演じた舞台を再びできることは喜ばしいことだったのではないでしょうか」(前出・芸能関係者)

草磲は同舞台のリモート取材会で次のように語っていた。「7年前のものを再演するって、ちょっとした奇跡だと思う」7年ぶりの再演を完走し、感極まったのか。冒頭の2人は別れ際に手を上げると、どちらともなく近づき、指を絡ませて熱い“握手”を交わしていた。

そして香取は先に草磲を車に乗せ、最後にもう一度、名残り惜しむように手を振る姿も見られた。

「彼らにとって握手という行為には大きな意味があるんです。というのも、ファンの間では有名なのですが、SMAPは握手を大切にしていたのです。

’91年9月にSMAPは台風により雨風が吹き荒れるなか、西武園でデビューイベントを決行しました。機材トラブルで、歌唱途中にマイクの音声が途切れるというハプニングが発生するも復旧させ、ファンとびしょぬれになりながら、コンサートを完遂し、そしてその後に1万5千人と握手会も行いました。台風をはねのけたこのデビューイベントはファンの間で伝説となっています。

SMAPの20周年イベントもデビュー時と同じ西武園で行われたのですが、そこでも予定になかった握手会を急きょ行うなど、常に握手を重んじてきました。

今回、草磲さんと香取さんが別れ際に握手を交わしたのは、頑張りをたたえ合うと同時に、デビュー時の原点を思い出したのかもしれないですね」(前出・芸能関係者)

奇跡の再演後にあった握手。解散後も2人のなかで「SMAPは不滅」のようだーー。