江ノ電が“線路内での自撮り”に注意喚起…今後は「悪質な場合、書類送検も視野に」
10月24日、江ノ島電鉄(江ノ電)は観光客が線路内に立ち入るなどする事態を受け、公式ツイッターを更新。マナーを守るよう呼びかけた。
10月23日にTwitter上で、女性4人組が江ノ電の線路内で自撮りをする様子が拡散され、“モラルがない”“迷惑”と批判の声があがっていた。
江ノ電はツイッターで《観光などを目的にお越しになり、沿線で記念撮影などをされる際に、電車がいないことを理由に線路の中に入ったり、許可なく私有地へ入ったり、車道にはみ出したり等は固くご遠慮いただきますようお願い申し上げます。マナーを十分に守って、充実した観光をお楽しみください。》と注意喚起。
本誌がこの件について江ノ島電鉄に問い合わせたところ、「事実関係については、調査しても相手方が特定できないため当社としては、この記事を確認した上で公式Twitterで注意喚起を促した」との回答があった。
こうした線路上での無断撮影で思い出されるのは、松本伊代(57)と早見優(56)だ。17年1月、2人はテレビ番組のロケ中、JR山陰線の線路内に無許可で踏切から侵入。その様子を撮影し自身のブログで公開したところ、鉄道営業法違反の疑いで書類送検されていた。
今後、線路内での撮影が発覚した場合には書類送検の可能性はあるのか? 江ノ島電鉄に聞くと以下のように回答があった。
「今後、線路内の侵入などで悪質と判断された場合には(鉄道営業法違反などの疑いで)書類送検も視野に入れます」
たびたび取り沙汰される鉄道関係のマナー違反。常識の範囲内で楽しんでもらいたい。