【インタビュー】『アオアシ』は「人生のバイブル」――第2クールEDテーマを担当した「神はサイコロを振らない」が作品の魅力、そしてアニメソングへのこだわりを語る!
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TVアニメ『ワールドトリガー』の2ndシーズンのエンディングで玉狛支部のメンバーの何気ない表情を支える力強い歌を響かせ、「『神はサイコロを振らない』ってなに!?」と話題を呼び、さらに次の3rdシーズンではまったく雰囲気の違うシリアスかつアグレッシヴな「タイムファクター」で衝動の幕開けを飾った神はサイコロを振らない(以下、神サイ)が、新たなタッグを組んだのはサッカーアニメ『アオアシ』。そのエンディングで、ノスタルジックかつ柔らかな歌を響かせる、メンバーの柳田周作(vo)、吉田喜一(g)、桐木岳貢(b)、黒川亮介(ds)。繰り出す楽曲が非常に表情豊かなこのバンドを、「カラー・リリィの恋文」を軸に紐解く。
神はサイコロを振らないが思うアニソンの“89秒”。
――『アオアシ』のEDテーマ「カラー・リリィの恋文」を歌っている神サイの皆さんですが、今回リスアニ!WEB初登場なので、それぞれに衝撃を受けた、または印象に残っているアニメソングを教えてください。
柳田周作 川田まみさんの「緋色の空」です。アニメを好きになるきっかけの1曲でもあります。中学生のときに友達に薦められてアニメ『灼眼のシャナ』を観たのですが、そのときまでアニメはほとんど観たことがなかったんです。ものすごくハマった作品だったのですが、そのアニメのOPテーマがこの曲で、それからアニメを観るようになりました。
黒川亮介 僕はロードオブメジャーの「心絵」です。アニメ『メジャー』の第1シリーズのOPテーマだったのですが、僕は野球をやっていたので原作であるマンガも読んでいたんです。今回僕らがEDテーマを担当する『アオアシ』と同じくNHKで放送されていたアニメですし、自分が『メジャー』を観ていたときの気持ちを思い出して……そんなロードオブメジャーの「心絵」は今もすごく心に残っています。
桐木岳貢 『けいおん!』の1期EDテーマだった「Don’t say “lazy”」です。僕ら世代の人で楽器をやっていた人のほとんどが観ていたアニメなんじゃないかというくらい大きな存在感のあるアニメだったと思いますし、「アニソン」と言われればすぐに思い浮かぶ1曲ですね。ただ、好きでしたが(ベーシスト・秋山 澪のように)レフティを使うわけではなかったです(笑)。
吉田喜一 好きなアニソンが多すぎて1曲に絞るのはすごく難しいのですが、アニメ『てーきゅう』の「ファッとして桃源郷」(4期OPテーマ)ですね。めちゃくちゃ好きな1曲ですし、気分が落ちたときにはずっと聴いています。
――そんな皆さんですが、これまでに映画「リトル・サブカル・ウォーズ〜ヴィレヴァン!の逆襲〜」の主題歌「目蓋」をはじめタイアップの経験もあるなか、アニメファンからの支持が今も高いコラボレーションとしてアニメ『ワールドトリガー』のEDテーマ「未来永劫」、そしてOP『タイムファクター』があります。ここでアニメ尺と言われる“89秒”での表現に挑戦をされたかと思いますが、この短いタイム感での制作はバンドにとってどんな経験になりましたか?
柳田 これが面白くて。時代的にも今はスタジオでセッションしながら作曲をするバンドよりも、DTM(デスクトップミュージック)といって、コンピューター上で音楽を作る人のほうが多いんです。実際に僕らもそうで。パソコン上のデータでやり取りをしながらフレーズを作ったりするんです。DTMの画面って小節数も明確になっているし、きっちりしたタイム表記が出るので、89秒サイズの楽曲を作ろうと思えば、パズルの組み換えをするようにどうとでも出来てしまうんですよ。例えば、先日デモで提出した曲もちょうど89秒のものが出来ていたのですが、BPM170で、イントロが4小節、Aメロ16、Bメロ8、サビ16、と小節を組んでパズルを組み立てるとだいたい89秒になるんです。アニメのスタンダードがこのタイム感になっていった背景には、いわゆる日本の楽曲のセオリー通りの、イントロ、Aメロ、Bメロ、サビという構成で組んでいくことで自ずと89秒になるんじゃないかということを、最近作りながら思ったんです。逆にこのタイム感でどれだけ面白いことができるかということを考えていますね。曲によってはイントロがなかったり、個性が強い楽曲がアニソンとして作品のオープニングを飾ることだってあるし、やりようによっては面白いことがめちゃくちゃできる。あえて89秒という制限を設けることで、例えば32小節イントロに使っちゃおうかな、なんて(笑)。極端な例ですけど、それくらい遊べてしまうし、DTMで曲を作れる時代だからこそ、俯瞰で見ることができますよね。きれいに作って87秒だったとしても、89秒なんて残りの2秒で最後のギターを長めに弾けばうまくハマりますし、パズルを組み立てるみたいにすごく楽しんでいます。
――やりたいことを色濃く、抽出しなくてはいけなくなりますよね。やれないことも出てきそうでもあります。
吉田 たしかに89秒という時間に詰め込める情報量はフルバージョンとは全然違いますが、そこを逆算したうえで楽しみながら音を詰めていくことが好きで。89秒だから、というきっかけが作れて、そこからさらに広がるものや「こんな曲展開になるんだ!」と驚かせることもできますから、その楽曲の表情を作ることの良さも感じています。演奏していても、そこに詰まった想いもあり、自分的には悪くないな、とも思っています。
『アオアシ』は学びの大きな「人生のバイブル」
――そんななかリリースされた最新デジタルシングル「カラー・リリィの恋文」はアニメ『アオアシ』のEDテーマです。『アオアシ』という作品の印象を教えてください。
柳田 僕はメンバーの中で唯一の球技オンチで、なんだったらスポーツに対してコンプレックスがあるくらいで。球を持たせても打たせても蹴らせても、てんでダメだったんです。だから今回『アオアシ』のお話がきたときに「これはヤバイぞ」と思いました(笑)。サッカーのルールも詳しくないし、ゴールを守るのがゴールキーパーだってことを知っているくらいでしたから。そんな状態で原作コミックを読み始めたのですが、これが面白くて仕方ない!ルールを詳しくない人間がスポーツマンガを読んで、絶叫するわ、涙を流すわ。スポーツマンガだけどそれだけではない。人生や処世術についても教えてくれますし、バンドをやっている人も普通に生きている人にとっても人生で出会う壁を乗り越えていく術のヒントが散りばめられている物語なんですよね。例えば、主人公の青井葦人を導く福田達也監督が「頭の中で思い描いているものをちゃんと言語化しろ」ってアシトに言うんです。音楽をやっていても思うのですが、手順やリズムパターンを具体的に説明することってすごく大変で。だけど、それを言語化できれば意思疎通はスムーズにできるし、グルーヴもアガるんです。そんなふうに音楽にも繋がる大事なヒントがある、すごく良い作品だなと感じています。
黒川 柳田が言う通りで。サッカーマンガではあるけれど、ドラムに通じるところもあるんですよ。アシトが最初は意識してやっていた首振りを、自分が無意識にできる領域まで落とし込んでいくんですが、ドラムでも同じことが言えるなと思っていて。最初は意識してやっている動きを、自分から自然に出てくるところまで落とし込んでいく作業は、何度も何度も繰り返しながら試行錯誤していくんです。サッカーだけではなく、ドラムにも通じる。それはきっとほかのことにも通じていくことだとも感じましたし、サッカーマンガだけど、サッカー以外での発見もあり、サッカーが好きな人以外にも面白く読める作品だなと思っています。
桐木 僕も人生の教科書みたいだなって思っていますね。仕事や恋愛などでも、「こういう考え方があるんだ」ということがたくさん散りばめられているんですよ。自分が作中で好きなのは「木じゃなく森で見る」という言葉で……すごくハッとさせられました。今までは近い場所しか見えていなかったんですが、ちゃんと視野を広くして、森として捉えるということ。ほかに感覚を言葉で具現化することについても、目標のある人にとってはグッとくるものがある作品だなって思いました。
吉田 ここまでレンジが広く、色んな層に刺さるマンガはあまりないんじゃないかなって思います。しかも少年誌的な部分として、努力をするシーンがとても多く描かれているんですよね。少年マンガは練習や修行の時間をまるまる1巻で見せたりしますが、『アオアシ』は全編を通してそれをやっているんです。その組み立て方もあり、途切れることのない努力の表現に没頭できるんですね。作品としてもとてもクオリティが高いですし、努力について生々しいくらいだなと感じます。
――その『アオアシ』からオファーがあった神サイですが、『ワールドトリガー』ではオープニングとエンディングも体験されてきたなかでの、今回のEDテーマ。ご自身の中でオープニングとエンディングについて表現に違いはつけているのでしょうか。
柳田 「未来永劫」はエンディングとして暖かみのある曲を提供して、そのあとに「タイムファクター」で攻撃的な曲を出したので、神サイはどっちに転んでも良い味が出せるバンドだと自負もしています。今回はエンディング、そして(一条)花ちゃんの視点で描いてほしい、とアニメサイドからリクエストがあったんです。神サイは男目線と女目線とを交互に描く曲も多かったからこそ、今回の花ちゃん視点の曲は書きやすかったです。あとは僕がサッカーに詳しくないところが花ちゃんとも共通していて。花ちゃんもサッカーには詳しくないので、アシトに対しては直接的なアドバイスもできないし、ただ心の中で「頑張れ!」と思うしかない。そこで花ちゃんと僕自身がすごくリンクしたなと思います。書き下ろしですが、普段からギターのアルベジオの素材は貯めていたので、最初の部分の2本のギターによるアルペジオは昔のアイデアから引っ張ってきました。
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アニメ制作側からのオーダーはただ1つ。「花ちゃんの視点」の曲であること
――「花ちゃん視点で」というオーダーがあったとのことですが、ほかに印象的なオーダーやキーワードなどはありましたか?
柳田 大きなオーダーはそれくらいで、テンポや音色、雰囲気についての細かいオーダーはなかったので、自分が『アオアシ』を読んだときに受けた印象から花ちゃんの想いへと向かって、自由に作らせてもらいましたね。
――エンディングといえば「こういうものだ」といったイメージはありますか?
柳田 それは作品によると思います。『ワールドトリガー』と『アオアシ』とでは同じ“エンディング”でも世界観が全然違うものが生まれてくる。僕らの前の、第1クールのエンディングはRin音くんの「Blue Diary」。先日Rin音くんとコラボもしたんですが、彼のエンディングはRin音くんらしさが全面に出た1曲だったんですよね。それに対して第2クールの神サイはどういう表現をしたいかな、とすごく考えました。でも花ちゃんの気持ちでアッパーな曲は書けなくて、自然と「カラー・リリィの恋文」の曲調になっていったんです。BPMは120くらいなんですが、そのテンポってどうにでもなるんですよね。ダンサブルにもできるし、バラードにもできる。「カラー・リリィの恋文」はすごく絶妙な位置にある曲だと思っていて。ライブでやり始めたのですが、お客さんにクラップしてもらうこともできれば、聴き入ってもらうこともできる。色んな可能性のある曲なんです。オープニングか、エンディングか、ということは深く考えずに、視点や作品から受け取ったもので自然に生み出している、というのが僕の正解だと思います。実は『ワールドトリガー』でオープニングを担当したときには、その前のエンディングテーマの関わりの中での信頼関係もあって、アニメ側から「好きなように作ってください」と言われて、思うままに作ったんです。今回も「花ちゃんの視点」というオーダーから導かれた曲でした。それだけ神サイの作る音楽を信用してオーダーしてくださっているんだと感じます。
――結果として非常に余韻を感じさせる1曲となった「カラー・リリィの恋文」。皆さんが音としてこだわった部分も教えてください。
黒川 プレイに関しては、特に「こういう作風にしよう」という話はしていなくて。岳貢と初めての試みとしてやったのが、曲を聴いて「情景が浮かぶものとそうではない曲の違い」を考えることでした。2人で分析しつつ、今回の「カラー・リリィの恋文」は情景が浮かぶような演奏をしたいね、と。僕らが辿り着いたのは、「レコーディングしている側が情景を思い浮かべているか否かではないか」ということだったんです。今まで情景を思い浮かべて演奏をしたことはなかったので、それを2人で意識して演奏をしました。
桐木 不思議じゃないですか?世の中には「夏っぽい曲」や「冬っぽい曲」がある。なぜそういうイメージになっていくんだろう?というのを2人で突き詰めていったんですね。そもそも当たり前に感じていたそのイメージって、言葉なしに音だけで脳みそへとイメージを伝えているわけですから。例えば「曇りの気分」なんていうものも楽曲から受けることがあったりして。それは弾き手側から発信して、思い浮かべながらやらないと色濃く出ないのかな、と考えながらの演奏となりましたね。
――リズムに関しては非常に考え抜いて、情景を思い浮かべたと。
桐木 それがレコーディングだけではなくライブでも良いグルーヴの演奏に繋がっていくんじゃないかと思いました。
――ライブで演奏されていかがでしたか?
黒川 ブチ上がりました。
桐木 楽曲にマイナスイオンとかプラスイオンとかの要素があるとすれば、風通しをよくしてくれる1曲だな、とライブで感じましたね。
――ギターの演奏についてはいかがですか?
吉田 ちょうどレコーディングの前に大きな風邪をひいていたんですよね。それで体調が悪かったなか、自宅でトイレにPCを持ち込んで柳田と繋いで「ここのフレーズはどうしようか」と相談しながら演奏を作っていった記憶があります(笑)。大変な状況の中で作っていった1曲でもあるので、愛着もひとしおです。ライブでやっていてもスイッチが入って、景色が変わっていく印象で。神サイは意外と夏も合うバンドだったんだな、と思いました。
――この曲についてはアレンジにトオミヨウさんが入っていらっしゃいます。石崎ひゅーいさんやUruさん、菅田将暉さんをはじめ多彩なアーティストのプロデュースやアレンジを手がけるトオミさんとの作業はいかがでしたか?
柳田 今までは割とロックなアレンジャーさんと一緒に編曲することが多かったんです。トオミさんはワークスを見ても、シンガーソングライターのゆったりとした楽曲やシティポップなどをやられている方なんですよね。そのトオミさんが今回「カラー・リリィの恋文」に入れてくださった要素としては、空間表現のような音で。モジュレーション系のエフェクターを使って、とにかく音を広げるような印象だったんです。神サイの楽曲は、ドライかウェットか、といえば前者を目指してサウンドメイキングしていくことが多くて。ただ、今回は生楽器以外にもノイズを発信する機械を使って機械が鳴くような音を入れてくださっているので、無機質な音なのに、バンドの音の中で鳴ることで暖かみを感じさせるんです。今回はボーカルも生々しさを出すためにあえて修正なども入れていない状態で、機械の音をふんだんに入れ込むことで、僕らが狙いたいけれどなかなか辿り着けていなかったノスタルジーに連れていってくださった感覚があります。ギターのエフェクトも見たことも聴いたこともないような音がたくさん入っていて。そういう音を散ちりばめながらもちゃんとアコギの音がいて、暖かみを醸してくれている。一切の無駄がないけれど、全部の音が揃っていなければ成立しない計算し尽くされたアレンジだなと思いました。
――そうして完成した1曲がアニメの中で流れているのを観たときの感想を教えてください。
柳田 歌始まりなので「キタコレ!」感が強かったです。初めて流れるときにリアタイしたのですが、僕らはちょうどツアー中で、ホテルの部屋でリアタイしたんです。エンディングなので「まだか!まだか!」って待ちわびていたところで「五月雨」という言葉が飛んできて。「キターーー!」って。イントロで入っていくのではなく、歌始まりにして良かったなって思いました。
黒川 やっぱり感動しました。そもそも『アオアシ』が好き、ということもあるし、自分が『メジャー』を観ていた時間帯でもある……昔音楽をやっていなかったときには自分がバンドの一員として、その時間帯のアニメの楽曲をやっている未来なんて想像したことがなかったので感慨深かったです。頑張って続けていると嬉しいことがあるんだなぁ、と思いましたし、この歌を聴いてくれる誰かがいるんだと想像すると、やっていて良かったなと感じますね。
桐木 ドラマや『ワールドトリガー』、CMで流れたときと感動のレベルの度合いは変わらないです。いつ体感しても、テレビで流れると感動しますし「頑張って良かった」と思いますね。ロックだけどエンディングで落ち着いた感のある印象を受けましたし、肩の力が抜けるようなイメージを受け取りました。
吉田 いつも一緒にアニメの話をしているような友達からも、バンド仲間からも連絡をもらって。自分でも感動をしましたが、周りの人たちがすごく喜んでくれたのが嬉しかったです。
――しかもストーリー的にもシリアスな状況でもあるので、余計に「カラー・リリィの恋文」でほっとしますよね。
黒川 最初からシリアスですよね。第2クールは。
柳田 たしかに。
次ページ:“Live Tour 2022「事象の地平線」”を終えた今の想い。
“Live Tour 2022「事象の地平線」”を終えた今の想い。
――その「カラー・リリィの恋文」も披露されたというライブツアーを完走したばかりの皆さん。ツアーの手応えや印象的だったことを教えてください。
柳田 名古屋公演が、ちょうどアニメで「カラー・リリィの恋文」が流れた日の翌日だったんですが、その公演からこの曲を演奏しています。このライブが一番盛り上がりましたね。フルが出回る前にフルをライブで演奏するというのは、僕がお客さんだったとしても嬉しいと思いますし。新曲を聴けるほやほや感って、ライブならではというか。お客さんのテンションがあがっているのが伝わってきて、それを見て僕らも興奮して。相乗効果で熱が高まっていく感じはロックバンドのライブだなぁ、と思ってすごく良いなぁ、と感じました。
黒川 あっという間に終わった印象でした。ツアーが始まった当初は「まだめっちゃある」という感じだったんですが、気づいたら終わってしまって。ただ今回嬉しいなと思ったのは、神サイのお客さんは普段はライブハウスにあまり行かないような人も多いんですが、そういう人たちに自分たちの音楽が届いている実感に胸が熱くなりました。今後のライブも楽しみになるツアーでしたね。
桐木 人生の中で一番濃い時間でした。ツアーの間、音楽以外にも自分の人生についてとか、様々なことに向き合ってきた時間だったんです。演奏面も今回のライブではゼロから変化させていったので、ライブは終わったあとには毎公演、亮介と「今日はこうだった」と話し合って、次のライブでの実験材料を見つけて、また実行して、そこで感じたことを次へとフィードバックしていくということを続けてきて、ファイナルの東京ではその集大成を出すことができたんです。すごく張り詰めた2ヵ月だったので、体力的には有り余っていたものの、ファイナルのあとには精神的に疲れがどっと出た感じでした。でもめちゃくちゃ吸収できた、実りの多いツアーでしたし、今後にも活かしていきたいです。
吉田 終わってみればすごく早かったなと思いますが、各所ですごくドラマがありましたし、課題もたくさん見つかりました。そんななかでも自分としても新たな試みにチャレンジもしましたし、実りあるツアーでした。
――では最後に『アオアシ』を楽しんでいる読者にメッセージをお願いします。
柳田 僕ら、前回の『ワールドトリガー』のときにエンディングをやって、そのあとにオープニングをやるというドラマがあったので、『アオアシ』でもそれができたらかっこいいなぁ、と思っています。ぜひやらせてもらいたいです!そんなドラマを作るくらい、神はサイコロを振らないは大きくなっていきたいですし、楽曲のクオリティもあげていきたいです。前向きな気持ちでいっぱいのバンドなので、見逃さないでいてもらいたいです。今年、夏フェスにも出演しますし、来年はZeppツアーも決まっているので、ぜひライブにも遊びにきてください!
INTERVIEW & TEXT BY えびさわなち
●配信情報
神はサイコロを振らない
「カラー・リリィの恋文」
配信中
配信リンクはこちら
●ライブ情報
神はサイコロを振らない
2023年1月より、全国5都市でのZepp Tour「雪融けを願う飛行船」開催決定!
Zepp Tour 2023「雪融けを願う飛行船」
1月15日(日)【福岡】Zepp Fukuoka OPEN16:30 / START17:30予定
1月21日(土)【愛知】Zepp Nagoya OPEN17:00 / START18:00予定
1月22日(日)【大阪】Zepp Osaka Bayside OPEN16:30 / START17:30予定
1月29日(日)【北海道】Zepp Sapporo OPEN16:30 / START17:30予定
2月5日(日) 【東京】Zepp Haneda(TOKYO) OPEN16:30 / START17:30予定
■詳細はこちら
●作品情報
TVアニメ『アオアシ』
NHK Eテレにて毎週土曜日午後6時25分〜好評放送中
各配信サービスにて好評配信中
毎週日曜深夜0時〜
バンダイチャンネル、Amazon プライムビデオ、U-NEXT、dアニメストア、dTV、Hulu、
TELASA、J:COM オンデマンドメガパック、milplus、スマートパスプレミアム、ディズニープラス
毎週火曜12時〜
NETFLIX、ひかりTV、アニメ放題、FOD、ふらっと動画、Google Play、ビデオマーケット、GYAO!ストア、DMM.com、music.jp、RakutenTV、HAPPY!動画、ムービーフルPlus
各配信サービスの開始日時に関しては変更となる場合がございます。
<イントロダクション>
「世界へ、連れていってやる。」
愛媛に暮らす中学生・青井葦人(あおいアシト)は弱小サッカー部のエース。
中学最後の大会で負けた日、悔しさをぶつけるように海辺で走り込んでいたアシトは、試合を見ていた一人の男と出会う。
その男--福田達也は、J リーグ有数のクラブ「東京シティ・エスペリオンFC」で、高校生年代を育成する組織「ユースチーム」の監督だった。
荒削りだが、ある特別な才能を持つアシトに無限の可能性を見出した福田は、自らの野望を語り始める。
「俺には野望がある。俺の作り上げたクラブで、世界を掌中に収める。世界への踏み台じゃない。我がクラブこそが世界だと。その野望のすべてを担うもの、育成<ユース>だ。」
福田の誘いを受け、入団試験<セレクション>を受けに上京することを決意するアシトだったが──
常にサッカー漫画の最前線を走り続ける『アオアシ』が、ついに待望のTVアニメーション化!挫折、成長、友情-青春の全てがここにある!
【スタッフ】
原作:小林有吾「アオアシ」(小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中)
監督:さとう陽
シリーズ構成:横谷昌宏
副監督:曽我準
サッカー監修:竹下健一、曽我準、飯塚健司
キャラクターデザイン:中武学、川村敏江、山口飛鳥、長谷川早紀
サブキャラクターデザイン:清池奈保、渡部由紀子、大導寺美穂、白井英介、本田真之
総作画監督:中武学、山口飛鳥
アクション作画監督:興村忠美、窪敏
プロップデザイン:伊東ありさ、津坂美織
色彩設計:上野詠美子
美術監督:垣堺司、竹田悠介
美術設定:金平和茂、伊井蔵
2Dワークス:濱中亜希子
プリビジュアライゼーション:前島昌格
3D:森本シグマ
撮影監督:今関舞子
編集:村上義典
音響監督:はたしょう二
音楽:横山克
アニメーション制作:Production I.G
【キャスト】
青井葦人:大鈴功起
大友栄作:橘 龍丸
橘総一朗:山下誠一郎
冨樫慶司:八代 拓
黒田勘平:堀江 瞬
朝利マーチス淳:加藤 渉
本木遊馬:榎木淳弥
竹島龍一:熊谷健太郎
阿久津渚:武内駿輔
栗林晴久:梅原裕一郎
中村 平:小野賢章
桐木曜一:内山昂輝
高杉榮太:古川 慎
義経健太:興津和幸
一条 花:河瀬茉希
海堂杏里:上田麗奈
金子 葵:小松未可子
福田達也:小林親弘
伊達 望:安元洋貴
金田晃教:江口拓也
中野淳之介:西山宏太朗
武藤千秋:小野友樹
佐竹晃司:前野智昭
橘 都:真堂 圭
青井紀子:園崎未恵
青井 瞬:中島ヨシキ
■テーマ曲
第1クールオープニングテーマ:[Alexandros]/「無心拍数」
第1クールエンディングテーマ:Rin 音/「Blue Diary」
第2クールオープニングテーマ:Superfly/「Presence」
第2クールエンディングテーマ:神はサイコロを振らない/「カラー・リリィの恋文」
関連リンク
神はサイコロを振らない
オフィシャルサイト.
https://kamisai.jp/
公式Twitter
https://kamisai.jp/
『アオアシ』公式サイト
https://aoashi-pr.com