XFN-ASIAによると、半導体設計の米ラムバスは27日、10件の特許を侵害したとして韓国半導体大手のハイニックス半導体を相手取って起こした裁判で、1億3360万ドル(約150億円)賠償金額を受け入れると発表した。カリフォルニ州サンノゼ地方裁判所で争った今回の訴訟では先に陪審が賠償額を3億0690万ドル(約350億円)と評決したが、2000年から05年かけてハイニックスが生産した製品について同地裁のロナルド・ホワイト判事が算定した半分以下の金額で妥協した格好となった。ただ、ラムバスはハイニックスが今年輸出した製品についても別途係争中だ。

  ラムバスはこのほかにも特許侵害で独インフィネオン・テクノロジーズ、米マイクロン・テクノロジー、独シーメンスに対しても訴訟を起こしている。ハイニックス裁判の次回公判は8月21日。

  ナスダック市場でラムバスの株価は27日、前日比4.21%低い14.79ドルで取引を終了した。 【了】