ナイジェリアの原油生産、26%相当の日量67万5000バレル減少=武装組織の攻撃などで
AFX通信によると、ナイジェリアの原油生産量が、このところ、日量67万5000バレルの減産となっていることが明らかになった。石油業界関係者が明らかにしたもので、今年に入ってから産油地帯ニジェール・デルタでの武装組織の活動が活発化していることに加え、先週から同地域で原因不明のパイプライン原油漏出が起きていることが原因。同減産量は同国の通常の原油生産(日量260万バレル)の26%に相当する。ただ、この数字には、27日の伊エネルギー大手ENIが操業している同国南部のオグバインビリ油田(日産3万5000バレル)に対する攻撃の影響は含まれていない。
英蘭石油大手ロイヤルダッチ・シェルは26日、同国南部のパイプラインからの原油漏出が日量18万バレルに上ることから、7月渡し分と8月渡し分の供給が契約通り行われない可能性があると発表した。 【了】
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