国鉄連絡船へのノスタルジーをもう一度。

硬券タイプの記念乗車証がプレゼント


復活する急行「鷲羽」。湘南色の115系電車が使われる予定(画像:JR四国)。

 JR西日本は岡山県などと共同し、2022年7月より大型観光キャンペーン「岡山デスティネーションキャンペーン」を開催しています。その一環としてリバイバル列車の運行を挙げていますが、このたび急行「鷲羽」のダイヤが発表されました。

 運行日は9月4日(日)。姫路8時31分発 宇野11時10分着、宇野16時14分発 姫路19時24分着の1往復です。復路は岡山駅での下車も可能。車両には湘南色の115系電車(6両編成)が使われます。座席はロング・ボックスの2種類ですが、ツアー列車のため全て普通車指定席です。

 参加代金は、ロングシートプランが1万9800円から、ボックスシートプランが2万1800円から(いずれも大人1人)。なお岡山駅で途中下車しても同じ値段です。添乗員が同行し、昼食として駅弁が振舞われます。最少催行人数は20人です。

 申し込みは、日本旅行のウェブサイトで受付中です。

「鷲羽」はかつて、京都・大阪〜岡山〜宇野間で運行されていました。関西から四国への移動手段を担いましたが、当時はまだ瀬戸大橋が無く、宇野港から高松港へ直通する国鉄連絡船「宇高航路」に乗り継げました。1968(昭和43)年10月時点のダイヤでは、夜行列車を含む1日9往復が定期便で設定され、大阪〜宇野間を約3時間で結んでいました。