ヘリコプターもNATO規格へ イタリア製AW149を32機ライセンス生産で調達 ポーランド
ポーランドの兵器爆買い、今度はヘリ。
イタリア製中型ヘリを国内生産し調達
ポーランド国防省は2022年7月1日、イタリアのレオナルド社製AW149ヘリコプターを調達することを決め、契約を結んだと発表しました。
機体の製造は、国内にあるレオナルドの子会社PZLシフィドニクで行われるそうで、調達数は32機、このほかに予備パーツや消耗部品、訓練用のシミュレータシステム、各種トレーニング機材など含め、総額82億5000万ズウォティ(日本円で約2376億8250万円)で契約しています。
レオナルド製AW149ヘリコプターの重武装モデル(画像:レオナルド)。
ポーランド国防省のトップを務めるマリウシュ・ブワシュチャク大臣は、今回の契約締結に関して、「ロシアがウクライナを侵略し、我が国東側の国境のすぐ向こうで戦争が起こっているという事実は極めて深刻です。したがって、我々は決定を下し、自国軍に近代的兵器を装備し、飛躍的にポーランド軍の近代化プロセスを加速させます。そのひとつがAW149ヘリコプターの導入です」と述べています。
なお、説明によると同機はポーランド陸軍に配備されるとのこと。用途は兵員輸送、航空支援、捜索救難活動などで、さらに対戦車ミサイルを装備した重武装バージョンも注文するとしています。