手づかみで豪快にかぶりつきたい！鶏半身素揚げの絶品定食を墨田区の人気店で食べてきた

2022年7月7日 10時50分

鶏の半身素揚げを定食で味わう｜食楽web

　鶏の半身を塩のみで味付けし、衣をつけずに揚げる素揚げ。居酒屋などで一品料理として供されることも多いメニューですが、誰もがどこかで一度は食べたことがあるんじゃないでしょうか。ガブリと豪快にかぶりつくと、鶏肉の旨みや肉汁のコクなどを存分に味わい尽くせて最高にウマい。カラアゲニストとして、日々からあげの探索活動に余念がない筆者も大好きな料理の一つです。

約20分かけてじっくり揚げていく『鶏聖』の素揚げ

　この鶏の素揚げ、最近はお酒のアテとしてだけでなく、“おかず”として定食スタイルで提供するお店も増えているんです。例えば東京・墨田区の京成押上線・八広駅からほど近い『鶏聖』もそんな素揚げ定食が評判のお店の一つ。こちら、北海道出身の店主・石田和行さんが営んでおり、お昼は半身揚げやザンギなどを定食で味わえる地域密着型のお店です。

　というわけで、今回はこちらで若鶏の半身素揚げの絶品定食を味わってきたので、その味わいをご紹介しましょう。

キツネ色の美しいフォルムの半身揚げに感激！

「鶏聖揚げ定食」（880円・数量限定）

　注文したのは「鶏聖揚げ定食」。そう、こちらでは素揚げのことを“鶏聖揚げ”と呼びます。店名を冠した料理ということで、こだわり具合がうかがえますよね。

　待つことしばし。揚げたてのいい香りを漂わせた半身揚げが、ご飯、味噌汁、漬物、そして味変用のハニーマスタードソースとともに運ばれてきました。こんがりキツネ色の半身揚げ。ふっくらとしたそのフォルムを見ていると、すぐにでもかぶりつきたくなります。からあげ好きにとってはもはや“金塊”にも値するようなルックス。

食べる前から絶対ウマいと思わせる半身揚げの“金塊”のような美しいフォルムにうっとり。

　足部分を手で持ち、まずは鶏肉に向き合います。断面から立ち上る湯気とあふれる肉汁。矢も楯もたまらず肉に食らいつきます。表面の皮の部分の唇に触れただけで「あ、これ絶対に美味しいヤツだ！」と筆者は直感しました。パリッパリの皮は見事な揚げ具合で、塩味と肉の旨みがよく染み込んでいるのが唇に触れただけでわかるのです…！歯をめり込ませていけば、直感は確信に変わります。肉汁たっぷりのしっとりとした肉。旨みが口の中で弾けるように広がります。