エルヴィス・プレスリー俳優が熱唱!伝記映画リハーサル映像が公開
エルヴィス・プレスリーの半生を描く伝記映画『エルヴィス』で主演を務めるオースティン・バトラーが、キャスティングされたばかりの頃に、人前でエルヴィスの楽曲を熱唱するリハーサル映像が公開された。
本作は『ムーラン・ルージュ』『華麗なるギャツビー』などのバズ・ラーマン監督が、若くして謎の死を遂げたスーパースターの生き様を、伝説的なライブと共に描く伝記ドラマ。全編を彩る楽曲も大きな魅力となっており、エルヴィス役に抜擢されたオースティン・バトラーは、ほぼ全編に渡り、吹き替えなしで歌唱とダンスを行う難役に挑んだ。エルヴィスのマネージャーを務めたトム・パーカー役でトム・ハンクスも出演している。
公開された特別映像は、オースティンがエルヴィスの楽曲を熱唱するリハーサル映像。エルヴィスが240曲もの楽曲を録音したという、RCAスタジオのスタッフ全員の前で「ベイビー・レッツ・プレイ・ハウス」を披露することになった彼の姿が映し出されている。
ラーマン監督の「エルヴィス・プレスリーです!」という紹介に続いてマイクの前に立ったオースティンの表情は緊張で張りつめており、初めてステージに立つ、若き日のエルヴィスを想起させる。しかし、ひとたび歌い始めると、役が憑依したようにその場の空気を一変させ、その場の全員がノリノリに。オースティンの迫真の演技の一端をうかがわせる貴重な映像となっている。
オースティンは当時を振り返り、「エルヴィスを演じていた間、自分から火の中に飛び込んでいかなくてはいけない瞬間が何度もありました。キャスティングされたばかりだったのに、バズに促されてRCAスタジオで働く多くの人たちの前で誰もが知る名曲を歌うことになったときは、恐ろしく緊張して全身が震えあがっていました。でも、そのような瞬間を経験することでだんだんと慣れないことに挑戦するときに感じていた恐怖が小さくなっていき、最初とは全く異なる体験になっていきました。そしてそれはエルヴィスが初めてステージに立ったときに感じたことなのだと感じるようになったんです」と語っている。(編集部・入倉功一)
映画『エルヴィス』は7月1日より全国公開