「MiraVerse ミュージアム 広重」凸版印刷株式会社は、オンライン上での新しい作品鑑賞体験を提供する「MiraVerse ミュージアム」を開発した。メタバース上に高精細な美術館や博物館を構築するサービス。提供の開始に先立ち、この仕組みを利用して山形県天童市の広重美術館をメタバース上に構築した「MiraVerse ミュージアム 広重」が一般公開されている。「MiraVerse ミュージアム」では、オリジナル作品の色や質感の忠実な再現を追求するとともに、バーチャル空間ならではの特徴も展開。「ガラスケースがない」「作品の裏面を見ることができる」などのリアルなミュージアムでは実現しにくい展示が可能となり、アバターを介して友人や学芸員とのコミュニケーションも楽しめる。「MiraVerse ミュージアム 広重」では、広重美術館に所蔵されている歌川広重の浮世絵の代表作「東海道五十三次」や、貴重な肉筆画「吉野之桜」「龍田川之紅葉」など、選りすぐりの33作品を展示。キャンペーン期間中につき無料での鑑賞が可能で、実際に手に取って作品を見ているかのような臨場感を味わえる。「MiraVerse ミュージアム」の今後の展開としては、「MiraVerse ミュージアム 広重」の展示作品を順次追加するとともに、デジタルコンテンツを活用したさまざまなサービスを展開予定。ほかの美術館作品とのコラボレーション展示やギャラリーツアーなどのイベント開催といった企画を進めるとともに、日本国内だけでなく世界中の美術館/博物館での展開を目指している。
凸版印刷株式会社
URL:https://www.toppan.co.jp/
2022/06/20