ヤバすぎて演技できず…『トップガン』続編、ルースター役が撮影で死を覚悟した瞬間
映画『トップガン マーヴェリック』(全国公開中)で新世代パイロットの一人・ルースターことブラッドリー・ブラッドショーを演じたマイルズ・テラーが、撮影中に死を覚悟したシーンについて、LADbibleのインタビューで語った。
本作は、トム・クルーズをスターダムにのし上げた映画『トップガン』の36年ぶりとなる続編。マイルズふんするルースターは、マーヴェリックの亡き相棒・グース(アンソニー・エドワーズ)とその妻キャロル(メグ・ライアン)の息子で、とある事情でマーヴェリックに対して複雑な心情を抱いている。
続編から参加する新世代キャストは、トムと共に5か月近くにわたって過酷な飛行訓練に挑んだ。それでも撮影中は、戦闘機の急上昇・急降下・急旋回に伴うG(重力加速度)に耐えきれず、マイルズは「間違いなく死を覚悟した瞬間があった」と明かす。
「私たちが搭乗した戦闘機が地面に向かって垂直に降下し、“マックス・G・プルアップ”と呼ばれるものを行うシーンがあります。地面スレスレで、機体をグイッと思い切り引き上げるのですが、パイロットにはすごく負荷がかかるんです。訓練はしていたものの、実際の操縦で体験するのは初めてだったので、(ヤバすぎて思わず)演技を止めてしまいました」
一般人では耐えられない過酷な飛行撮影を乗り越えたマイルズ。若手パイロットを演じた俳優の中には、撮影現場で嘔吐してしまう者もいたそうだが、マイルズは「アドレナリンと少しの恐怖、そして健康でいれば、吐かずにこらえることができました。私の秘密のスキルかもしれないですね」と余裕そうに語っている。(編集部・倉本拓弥)