「可愛くて 癒されて 美味しい」
「お尻の可愛さがたまりません」
「実物は可愛すぎて食べるのを躊躇ってしまいました...」

そんな声を集め、ツイッターで話題になっている和菓子がある。

なにがそれほどまでに人々の心をキュンキュンさせているのか? これを見れば、皆さんも納得するだろう。

キュートな鼻先にくりっとした瞳、まんまるとした愛らしいフォルム......。

あまりにも可愛いこの犬たちは、栃木・真岡の和菓子店「御菓子司 紅谷三宅」が販売している「和柴」という練り切り。

同店の公式サイトによれば、4月8日の「柴犬の日」を意識して作られたもので、お座りと伏せのポーズの茶柴犬、黒柴犬、白柴犬があるという。しかも、仕上げに木型などは使われず、すべてが職人の手作り!

職人の技術も詰まった「和柴」は4月8日に店主である三宅正晃(@beniyamiyake)さんがツイッターで紹介したことで注目を浴びた。

こんなの知ってしまった以上は、欲しいに決まっている。しかし、4月11日に紅谷三宅のオンラインショップを見ると「在庫切れのため注文いただけません」の文字が。

今後、何とか入手できるチャンスはないのか。あきらめきれない筆者は4月11日、三宅さんに取材を行った。

「少量ですが在庫を......」

三宅さんによると、「和柴」は3月下旬から4月末頃まで販売。和菓子の季節感を意識しているため、通年販売は行っていないそう。ただ、サイトで売り切れ状態になっている今年はもう手に入らない......というわけではない。

「店頭では4月末頃まで通常販売予定です。オンラインショップでは、少量ですが在庫を追加予定です」

と三宅さん。まだまだコロナ禍が続く中でオンラインでの在庫追加は朗報だろう。

「和柴」が初めて登場したのは2021年3月のこと。「仕事柄、ペットが飼えない気持ちを発散すべく作りました」と三宅さんは語る。

その時に大変な人気となり、2022年はバレンタインデーとホワイトデーにも登場。犬好きに愛される商品へと成長した。

一目ぼれ必至、反則レベルの可愛さ。「春といえば和柴の季節」なんて言われるようになる日も近いかも?