XFN-ASIAによると、中国の胡錦濤・国家主席は11日、中朝友好協力相互援助条約締結45周年記念交流のために訪中している楊亨燮(ヤン・ヒョンソプ)最高人民会議常任副委員長と会談し、北朝鮮のミサイル発射問題に関し、「中国は朝鮮半島の状況を一段と悪化させるいかなる行為にも反対する」と述べた。これは、中国の国営新華社通信が報じたもの。

また、胡首席は、「中国は全ての関係国に対し、朝鮮半島の安定につながるよう行動することを期待する」と語った。

  中国外務省の姜瑜報道官は同日、記者会見し、「どんな事が起きようとも、中国は確固として、朝鮮半島の平和と安定の維持のため、6カ国協議を促進し、朝鮮半島の非核化を求めていく」とした上で、「関係国に対し、6カ国協議を再開するために良好な状況を作るため、平静と抑制をもって、緊張を緩和する明確な措置を取るよう求める」と述べ、国連安全保障理事会での対北朝鮮制裁の動きを牽制した。  【了】

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