XFN-ASIAによると、独電機シーメンスは、フィンランドの携帯電話世界最大手ノキアと電子通信ネットワーク部門の合弁会社を2007年に設立するため、同部門のスピンオフ(企業の分離・独立)を2006年度末となる10月までに行うもようだ。独紙ジュートドイチェ・ツァイトゥング(南ドイツ新聞)が業界筋の話として9日付で伝えた。

  同紙によると、シーメンスは新年度の初めに同業務の統合を完了させ、新しい体制で2007年度を迎えたい方針。同社の広報担当者は、スピンオフの具体的な実施時期についてはコメントを避ける一方、「早急に行われる」との見方を示した。同社はすでに、ワイヤレス技術部門をオートメーション&ドライブ(A&D)部門と10月初旬に統合することを発表している。【了】