(写真:アフロ)

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《コメントに耐えられないなら、コメント欄閉じちゃえば荒れる事もないと思うんだけど、なんでコメント欄開放してるんだろう?》

2月21日、こうツイートしたのは実業家の「ひろゆき」こと西村博之氏(45)。男女2人組YouTuber「夜のひと笑い」・いちえ(22)が誹謗中傷を受けていることを報じた記事を引用し、冒頭のように疑問を呈した。

さらに続くツイートでも、《「誹謗コメントされる被害者側が対応する社会はおかしい」とか言う人は、「泥棒が悪いのであってドアに鍵をかける必要はない。ドアに鍵をかける社会の風潮が間違ってる!」とか言ってたりするんですかね?》と主張。

YouTubeチャンネルの登録者数が160万人を超え、TikTokもフォロワー数210万人を誇る「夜のひと笑い」。しかし2月5日以降、YouTubeチャンネルの更新が止まっていた。

そんななか15日に、「無期限休暇の理由について」と題する動画をアップ。いちえの相方・こう(22)は「いちえって元々、メンタルがすごく弱くて」と切り出し、「アンチコメントや誹謗中傷に弱くて。(中略)最近、色んなことがあって、誹謗中傷がすごい多かったんですよね」と打ち明けた。

そんないちえについて、こうは「1個1個のコメントで毎回傷つくのよね。だから1回炎上しちゃうと、すごい落ち込んじゃう」とも語った。

続けて「今回、色んなことがあって、毎日誹謗中傷がすごくて、『死ね』とか『ブス』とかすごい多くて、毎日いちえがどんどん元気なくなって」と告白。「YouTubeの動画をあげたらあげたで誹謗中傷もくるから。もちろんプラスのコメントの方が多いけど。(動画を)あげたらあげたでまた嫌なコメントもくるから。見なかったらいいっていう話だけど」と、悩んでいる心境を打ち明けた。

Twitter、Instagram、YouTube、TikTokといった全てのSNSに誹謗中傷が寄せられているという「夜のひと笑い」。こうは「仕事だから見ないわけにはいかない」と思っていたが、誹謗中傷の数が多過ぎていちえが「心の病気」になってしまったと説明。いちえは何もしてない時に泣いてしまうこともあり、YouTubeを撮影できる精神状態ではなかったという。今後はいちえが回復するまで、自分たちのペースで活動していくと伝えている。

「『夜のひと笑い』は昨年11月、いちえさんが仲の良い女性YouTuberの容姿を揶揄したとして炎上騒ぎになっていました。さらに今年2月6日にもお笑いコンビ・トータルテンボスから“無断でネタを真似された”と主張され、トラブル続きだったようです。また昨年12月にはこうさんが交通事故をきっかけに、パニック障害になってしまったことも明かしていました」(ITジャーナリスト)

ひろゆき氏の意見に賛否両論

コメント欄を通じてファンと交流できる一方で、誹謗中傷に悩まされることも多いYouTuber。発言に影響力があるひろゆき氏の“コメント欄を閉じたら良い”との意見に、Twitter上では賛成する声が上がっている。

《その通り。コメント封鎖が一番早いし安定やろね。ブロックしたらそれはそれでわけわからん事書くやつおるやろうし、火に油注ぐことになる》
《そうなんですよね。なんで閉じないのかわからないんですよね。他のところで書かれている分にはエゴサしないとわかりませんが、直のは閉じれば良いだけですからね。DMも別に見なければ良いですし》
《コメント欄閉じれば何かしらのSOSになったんじゃないかな》

だがその一方で、異論の声も上がっっている。

《それはさすがに安直過ぎじゃね?》
《応援コメントに誹謗中傷が混じるから閉じるに閉じれなかったとかじゃないですかね》
《「見なきゃいいじゃん」より、「言わなきゃいいじゃん」の世界になってほしい》
《それを言っちゃお終いだけども なんで心無い数名の誹謗中傷コメントの為に、その他大勢の応援してくれているコメントを消さなきゃならんのやという話ですわ》

YouTubeをめぐっては、昨年11月に低評価数が非表示になることも発表されたばかり。コメント欄の閉鎖以外に、誹謗中傷など心ない書き込みを対処する最善の方法はあるのだろうか。