XFN-ASIAによると、タイ検察庁は6日、4月の総選挙をめぐる政党法違反の容疑でタクシン首相の与党タイ愛国党、野党第1党民主党など5政党を憲法裁判所に起訴した。有罪と判断されると5党は解党を命じられる可能性がある。憲法裁は、13日までに訴えについて受理の可否を判断する。ただ、憲法裁は証拠資料が膨大な量であるため審理に入った場合、10月15日に予定されている総選挙までに判決を出すことは難しいとの見方を示しており、混乱の続くタイ政局が一段と視界不良の度を増している。

  有罪判決を受け解散した党の幹部は、選挙に立候補できるが、他政党に所属しても5年間、指導的地位に就くことを禁じられる。【了】

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