XFN-ASIAによると、米航空・防衛大手のボーイングは6日、2006年第2四半期(4−6月)の民間航空機の納入数は97機だったと発表した。これは、112機を納入した02年4−6月期以来の高水準で、06年1−6月期の納入数は計195機となり、同社が設定した06年通期の納入予想数395機の約半分に達した。前年同期比では12機増。

  内訳は、737型機が70機、777型機が17機、747型機が4機、767型機が3機、717型機が1機などとなっている。

  また、ボーイングは同日、米ラスベガスに本社を置くプリマリス航空が、次世代旅客機「787型機」20機発注のコミットメントを数週間前にキャンセルしたことを確認した。ボーイングは、これまでに360機の787型機を正式受注し、43機のコミットメントも得ているが、その多くは、外国の航空会社からのもので、米航空会社からの受注は、ノースウエスト航空とコンチネンタル航空の2社のみとなっている。787型機は08年に就航予定。

  ボーイングは、今月26日に4−6月期決算を発表することにしている。6日のニューヨーク株式市場で、ボーイングの株価は前日比0.64ドル(0.80%)高の80.81ドルに小高く引けた。【了】