収入減でも年180万円貯蓄。1週間1万円ルールでストレスもなし
日々節約に励んでいるのになかなか貯まらない人と、暮らしを楽しみながらも着実に貯蓄を築けている人。その差は、どこに? 「貯め方」だけを考えるのではなく、「使い方」にもメリハリを利かせることで、貯蓄は続けられるようになりそう。今回ご紹介するのは収入減があってもしっかり年180万円貯蓄をしている方にお話を伺いました。
「買う」「貯める」のルールを徹底!収入減でも無理なく貯めるコツ
ご主人の転職で収入が激減。住宅ローンが重荷となり、節約生活をスタートさせたアンさん。やりくり費をきっちり管理することで、ローンを完済。総貯蓄額は4500万円に。
「ローン完済後も、小さな暮らしは継続。家計簿を細かくつけるのは苦手なので、やりくり費を月6万円と決め、そのなかで生活しています」
ローン返済に追われながらも、児童手当や子どもへのお祝い金などは、将来の学費として全額貯蓄。
「現在大学生の長女の学費・生活費は、その貯金から出しています」
子ども2人が家を出たので、今後はやりくり費も減らす予定です。
【アンさんのプロフィール】
53歳。夫(61歳)と2人家族。長男(25歳)は独立、大学生の長女(22歳)は1人暮らし。インスタ(@anne_chokin)で、低所得でも楽しみつつ貯める生活を発信中
【アンさんの家計表】
夫の月収(手取り) 100,000円
妻の月収(手取り) 150,000円
その他収入(家賃収入) 50,000円
収入合計 300,000円
食費(外食費含む)・日用雑費・レジャー費 60,000円
電気料金 10,000円
水道料金 5,000円
ガス料金 10,000円
通信費(固定電話、携帯電話2台分、プロバイダー) 12,200円
生命保険料(夫) 2,300円
特別費(税金、お祝い事など) 50,000円
貯金 150,000円
支出合計 299,500円
収支 +500円
世帯年収/360万円
年間貯蓄額/180万円
●アンさんの幸せなお金の貯め方
・「1週間1万円」のルールでざっくり貯める!
1か月のやりくり費は、1週間1万円×5週+予備費1万円の計6万円。
「残ったら手元に置いてたまの息抜きに使用。融通の利くお金をもてば、ストレスもたまりにくいです」
●アンさんの幸せなお金の使い方
・<食費・日用雑費>外食しない代わりに食材や食器にこだわる
健康のためにも、食費の節約はほどほどに。
「食材は基本的に国産をチョイス。また、毎日の食事も好きな食器で。ウェッジウッドの茶碗とお皿などを普段使いしています」
・「おトク感」に惑わされない買い物ルールをつくる!
100円ショップやクーポン券、ポイントカードは、ほぼ使わないそう。
「おトクだと思うと、ついムダなものも買いたくなります。ポイントカードも数を絞り、効率的に貯めています」
貯蓄に成功している人の共通点は、家計のやりくりにストレスがないこと。ゆる管理でも、使うお金と貯めるお金のルールをきちんと決めておけば、貯蓄は確実に増やせます。まずは無理のない仕組みづくりから、考えてみましょう。