ESSEonlineではセックスレスに悩む読者を取材し、その実体験を漫画化。「セックスは夫以外の人に求めるしかないかも…」そう話すのは、2児の母親である玲子さん(仮名・41歳)。3歳年上の夫とは、15年以上にわたってレスの状況に。セックスレスの切実な状況を語っていただきました。

 

レスのストレスをお金で解決できるならば夫以外の男性でもいい

 

セックスレスそのものに加え、悩みを真剣に相談できる人がいないのも悩みです。がまんの連続で、うっぷんがたまりがち。

昔からの女友達に話しても「やっぱり結婚しても変わらなかったか〜」とか「うちだってそんなにないよ」と、共感してくれたり、励ましてくれたりするのですが、そうやって気を使わせてしまっていること自体がなんだか申し訳なくて。
昔から同じ話ばかりになってしまうので、最近はこの話題もしにくくなってきてしまいました。

 

だから雑誌や漫画でレスの人の体験談や特集が載っていると食い入るように読んで、自分ひとりじゃないんだと思ったり、この欲求をどう解消したらいいのか考えたりしています。

 

●コロナが収まったら、ホストクラブや風俗に行ってみようかな

最近は、夫が全然かまってくれないので、冗談っぽく「ホストクラブにでも遊びに行っちゃうよ」と言ってみたのですが、あまり取り合ってもらえませんでした。

 

ネットで調べていたら、女性向けの風俗もあるんですね。まだ40代。これから先の長い人生、ずっとセックスレスで悩み続けるくらいなら、いっそ外部の人に頼ろうかと。

夫はどうせ行かないだろうと軽く思っているのかもしれませんが、私にとってセックスレスの問題はとても深刻。コロナが収束したら利用してみようかなと思っています。お金で割りきった関係だったら、いいかなって…。

●2人きりで話し合いの時間を持つのも難しい

子どもが大きくなるにつれて、セックスレスの問題を夫と話し合いたくても、時間と場所がだいぶ限られるようになってきました。

以前は食事中でもかまわず、思いっきり不満をぶちまけていました。そして夫に「ごめん」とひとこと謝ってもらえれば「まぁいいっか」って気がすんだりもしていたのですが、上の子はもう8歳。レスの話題は子どもの前では控えないといけません。共働きなのでなかなか2人きりの時間をつくるのも、かなり限られてしまう状況です。

 

●みんなが寝静まった後にひとりで泣くことも…

私は忘却力がとても強く、嫌なことがあっても翌日にはきれいに忘れてしまう性格です。能天気と思われるかもしれませんが、それがかえってレスについて思い詰めずにすんでよかったのかもしれません。

 

夫とはこれまでもたくさん揉めてきたし、泣きわめいたことだっていっぱいあるんですが、家族みんなが眠るわが家の寝室は、私にとって、とても幸せな居心地のいい空間です。 

 

それでもふと、眠れない夜に、寂しさを感じて涙がこぼれてしまうんですよね。やっぱり好きだからこそ、辛い。自分の気持ちにどう折り合いをつけていくかが、今後の人生の課題となりそうです。

夫が好きなのにレスがつらく、外注も考える玲子さんの場合をお送りしました。

次回の主人公は「産後クライシス」を経験したワーママの未歩さん(仮名・38歳)です。お楽しみに!