キャサリン妃が初めて、子ども向けのTV番組に登場することがわかった。子どものメンタルヘルスに関する認識の向上を目指す「チルドレンズ・メンタルヘルス・ウィーク」(2月7〜13日)に合わせて、13日(現地時間)放送の『シービービーズ・ベッドタイム・ストーリー(Cbeebies Bedtime Story)』に出演。子どもを寝かしつけるときに読み聞かせたい絵本を紹介するという。

放送開始から20周年を迎えるこの人気長寿番組にはこれまでに、アメリカ人俳優のリース・ウィザースプーンやイギリス人俳優のレジ・ジーン・ペイジ、トム・ハーディなども出演し、絵本を朗読している。

キャサリン妃が読み聞かせに選んだ絵本は、ジル・トムリンソンの『くらやみをこわがったフクロウぼうや(The Owl Who Was Afraid of the Dark)』。ポール・ハワードがイラストを手がけたこの絵本のストーリーは、主人公のフクロウの赤ちゃん「プロップ」が、周囲の人たちに助けられながら自信をつけ、恐怖心を克服していくという内容。

今年のチルドレンズ・メンタルヘルス・ウィークのテーマは“ともに成長しよう(Growing Together)”であることから、キャサリン妃が選んだのは、まさに最適の一冊といえそう。

今年はこのテーマのもと、子どもも親も一緒に、自分たちの感情面での成長について考えてみること、「コンフォートゾーン」(精神的に落ち着いた状態でいられる快適な空間)から飛び出し、新しい何かに挑戦してみることが呼びかけられている。

キャサリン妃は以前から、子どもと若者のメンタルヘルスの問題に熱心に取り組んできた。2021年は、ウィリアム王子とともに設立した慈善団体「ロイヤル・ファウンデーション」の事業の一環として、乳幼児期の子どもに関する問題を専門に扱う「センター・フォー・アーリー・チャイルドフッド(Centre for Early Childhood)」を創設している。

センター開設時には、「まさに変化を起こすことが必要とされており、行動を起こすときは今です」と訴え、そう考える理由を次のように説明していた。

「これは社会の問題ですが、気候変動と同じような問題だと思うからです。長年にわたる科学(研究)の結果が示されています」「より幸福で、より健康的な世界を目指すのであれば、これは私たちが幼児期の発達に関して、取り組まなければならないことです」

From COSMOPOLITAN UK