東風汽車と豪ACE、改良型天然ガスエンジンの共同開発で合意
XFN-ASIAによると、中国3位の自動車メーカー、東風汽車グループは4日、豪自動車エンジン部品会社のACE(アドバンスト・エンジン・コンポーネント)との間で、中国で天然ガスを燃料にして駆動するエンジンを共同開発することで合意したと発表した。
合意では、ACEが電子制御などで、欧州の排ガス規制「ユーロ3」(中国の第3段階規制に相当)に対応するエンジンの開発支援を行い、東風グループ傘下の東風南充汽車が開発パートナーとなる。年内に同基準を満たした天然エンジンの開発、認証、試験を完了させ、完成車の販売は2007年からとなる予定だ。
中国では、埋蔵量が原油に比べて豊富な天然ガスに着目したのが開発の背景で、環境にも優しい天然ガスエンジンにより、地球温暖化の防止にも貢献するとしている。東風汽車グループはすでに天然ガスエンジンを生産しているが、排ガス基準は「ユーロ2」のため、その上位基準の「ユーロ3」への改良型エンジンの開発に迫られていた。同グループは、年間2万基の天然ガスエンジンと同3万台の自動車生産が可能な新工場を今年中に完成する。
中国中部と南部で天然ガスエンジンに対する需要が大きく伸びていることから、東風汽車グループでは、新工場での天然ガスエンジンの生産を今年末までに4000基から5000基になると見込んでいる。【了】
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合意では、ACEが電子制御などで、欧州の排ガス規制「ユーロ3」(中国の第3段階規制に相当)に対応するエンジンの開発支援を行い、東風グループ傘下の東風南充汽車が開発パートナーとなる。年内に同基準を満たした天然エンジンの開発、認証、試験を完了させ、完成車の販売は2007年からとなる予定だ。
中国中部と南部で天然ガスエンジンに対する需要が大きく伸びていることから、東風汽車グループでは、新工場での天然ガスエンジンの生産を今年末までに4000基から5000基になると見込んでいる。【了】
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