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西田社長「悲願達成」

 JAL(日本航空)グループの中長距離国際線LCC(格安航空会社)、ZIPAIRが2021年12月25日(土)より成田〜ロサンゼルス線を開設。その初便が、成田空港を出発しました。


成田空港を出発するロサンゼルス行きZG24便(2021年12月25日、乗りものニュース編集部撮影)。

 ZIPAIRは2020年に商業運航を開始。就航現在、成田〜ホノルル、ソウル、バンコク、シンガポール線などに就航してきました。同社は立ち上げ当初より、北米線の開設を目指すことを明らかにしており、今回のロサンゼルス線開設は、ZIPAIRの西田真吾社長が「悲願達成」と話すとおり、同社の目玉のひとつです。

「この路線を発表した時から、多くのお客様からのお問い合わせ、ご予約を頂きました。これは、『世界で初めてLCCとして太平洋を渡る』期待の現れかと思います。これまでフルサービスキャリアしか就航してこなかった路線で、お客様に選択肢を提示できます」(西田社長)

 一方西田社長は、「我々の挑戦はまだはじまったばかり」とし、「2020年に運航された最初の旅客便はお客様が2人でしたが、本日は60名の予約を頂戴しました。搭乗いただけることに感謝にたえません。いまできること、いましかできないことを愚直に続けていきます」とコメントしています。

可能性マシマシのロス線、出発の様子は?

 成田空港を運営するNAA(成田国際空港)の田村明比古社長は、「成田〜ロサンゼルス線は直行と経由両方が見込める、期待がもてる路線。ZIPAIRは、乗り心地もよく、懐にも優しい航空会社で、成功すれば画期的なものとなる」と、同社の可能性を示唆します。


ロサンゼルス行きZG24便の旅客を見送る西田真吾社長(2021年12月25日、乗りものニュース編集部撮影)。

 ZIPAIRの成田〜ロサンゼルス線は、当初週3往復(火、木、土)から運航を始め、2022年1月14日には、週6往復(月・火・水・木・金・土)まで便数を拡大します。ダイヤは以下のとおりです。
・成田14時45分発→ロサンゼルス7時40分着(ZG24便)
・ロサンゼルス9時40分発→成田翌14時25分着(ZG23便)

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 成田発初便となるZG24便には57人が搭乗。25日15時ごろに、成田空港を飛びたちました。出発時には西田社長と同社スタッフがサンタクロースのコスプレをし、同便の搭乗者を見送っています。