ちょっとシュールすぎんよ〜!

102億円の経済効果?

 大分県が、2021年12月より、新たなシティプロモーション企画「宇宙ノオンセン県オオイタ」を展開しています。「おんせん県」として知られる同県のプロモーションに宇宙要素が追加。「これから、温泉、グルメ、アクティビティーなど観光のすべてにおいて、より多くの人々と宇宙人のみなさまをおもてなししたいと考えます」と同県はコメントしています。


大分空港(画像:大分県)。

 このきっかけには、同県の空の玄関口、大分空港の「宇宙港」化があります。2020年4月、大分県とアメリカのヴァージン・オービット社がパートナーシップを締結。大分空港は、人や人工衛星が宇宙に行くための「宇宙港」となりました。大分空港からは最速2022年にも初の人工衛星の打ち上げを予定し、2022年以降の10年間で20回の打ち上げを計画しています。なお、この打ち上げには、ヴァージン・オービット社が保有する「ジャンボジェット」ことボーイング747型機を改修した「コズミック・ガール」を用います。

 県の試算では、空港運用をはじめ、ロケットや人工衛星の部品と燃料のサプライチェーンの構築や、新ビジネスの創出、観光誘客など、2022年以降の5年間で、約102億円の経済波及効果を見込むといいます。

 この企画では動画サイト上でのPR動画の放映や、「宇宙人U」による公式SNS情報発信のほか、37の宿泊施設で、客が宇宙人であることを”自己申告”すると、プレゼントや様々な特典があるほか、施設によっては宿泊料金が割引となるキャンペーンが実施されます。

【映像】シュールの極み…「宇宙人の入浴シーン」@県内某ホテル