若者が賑わう街・渋谷で、独特な雰囲気のある「百軒店(ひゃっけんだな)」という歓楽街がある。

老舗ひしめく百軒店だが、最近では店の世代交代が進み、新しいカルチャーと昔ながらの雰囲気が混ざり合う、イマドキなスポットに変わりつつあるのだ。

今回は、おしゃれなスタンディング焼売が楽しめる新店を紹介する。



※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。



クールなロゴやスタッフのユニフォームなどを手がけたのは、注目のデザインレーベル「UNTRACE」のアートディレクター・小野清詞氏。漫画『左ききのエレンCHAOS』とのコラボレーションも

スタンディングのカジュアルさが、感度の高い大人に刺さる!


道玄坂から1本奥に入ると見えてくるのは、昔ながらの歓楽街「渋谷百軒店」。猥雑なイメージが強かったが、近頃イキのいい店が増加中だ。

シンプルモダンな店構えが目を引く『KAMERA(カメラ)』はその代表格で、ネクストブーム確実なフードである「焼売(シューマイ)」と、オリジナルのうすはりグラスで提供するハイレベルな「ウーロン茶ハイ」が二枚看板。


一度食べたら癖になる!仔羊の焼売


「仔羊と黒米の熟成焼売」770円は、ヨーロッパではポピュラーな羊肉のソーセージにヒントを得た一品。

エキゾティックなスパイスが香る。


熱々をほお張りたい!定番の熟成焼売


「山形豚の熟成焼売」550円はフランスの生ソーセージを下敷きに。

トマトを煮詰めて黒酢と合わせたソースと。


しみじみと出汁が旨い!水焼売


水餃子ならぬ「富士鶏と豆腐の水焼売」550円。

アンチョビと昆布の出汁、そしてシジミの滋味深いスープとともに。



フードをディレクションするのは、三軒茶屋『Bistro Rigole』のオーナーシェフ・亀谷 剛氏。

スパイスやハーブを使う、熟成を施すといったフレンチの技法や、モロッコ、香港などのエッセンスを取り入れたここにしかない味で、香り高いウーロン茶ハイが進む!


本格茶葉のお茶ハイ!


イチ押しの「ウーロン茶ハイ(台湾四季春)」715円(左)は、半発酵で緑茶に近いすっきりとした味わいの茶葉を使用。

「ジャスミントハイ」770円は、最高級のジャスミン茶に爽やかなミントを添えて。






スタンディングなので、フラっと入りやすい雰囲気。そして、おしゃれな外観は“最新の渋谷”といっても過言ではないだろう。

今夜は、気の知れた仲間と焼売とウーロン茶ハイで乾杯だ!

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