XFN-ASIAによると、米メディア大手のニューズ・コーポレーションが、香港の通信最大手PCCWの通信とメディア事業の買収をめぐり、豪投資銀行大手のマッコーリー銀行が率いる企業連合に加わったことが28日、分かった。これは、同日付のニューズ傘下のオーストラリアン紙が報じたもので、ニューズは、マッコーリーのコンソーシアムに10−20%を出資した模様だとしている。

  マッコーリーは、PCCWの通信・メディア事業の買収に成功した場合、「香港テレコム」の会社名で、同事業を香港株式市場に上場させる計画とされ、PCCW株20%を保有する国営の中国網絡通信(チャイナネットコム)に対し、新会社株の最大50%を保有することを提案しているが、中国網絡通信は先週、通信事業の売却に強く反対する意向を表明している。

  PCCWの通信・メディア事業買収をめぐっては、これまでに米投資会社のTPGニューブリッジも関心を示している。【了】