運転手の体調不良時に自動停車 マツダが試乗会
運転手が体調不良などで運転できなくなった際に車を自動で停車させて事故を防ぐマツダの最新技術が東京都内の公道で公開されました。
(都築亮輔記者)
「いま車が進入してきました、傍から見る限りでは自動運転になっているとはまったく感じません」
先月、マツダが発表したMAZDACO-PILOT1.0。運転手の体調が悪くなった場合などに自動で運転を停止する独自のシステムです。
(都築記者)
「私が気絶をしたふりをするだけでシステムが起動しました」
このシステムは車内に取り付けられたカメラで運転手の視線や頭部の動きを把握。
異常があると判断するとアラーム音を鳴らします。
反応がない場合はクラクションやハザードランプで周囲に異常を知らせながら減速し、車線内や路肩に車を停車させます。
まぶたの動きで居眠り運転を察知し停車することもできます。
また、2025年に導入される予定のシステムではさらに進化。
(車からの音声)
「ドライバー異常のため安全なところまで自動で走行し停車します、左に車線変更します」
作動すると音声が流れ、信号や周囲の安全を確認しながら車線を変更。
非常停車帯まで走行し停まることなどか可能になるということです。
さらに運転手の運転操作や視線、頭部などの動きから、異常を予兆し、システムが自動的に稼働するようになるそうです。
(マツダ 商品戦略部 栃岡孝宏主査)
「まず私たちは自ら運転することによって多くの方に元気になってもらいたいと思っています。
自分がもしってときにも車が助けてくれるようなものであったらというふうに思われるところがあると思う、
そういう方々に安心して使っていただける車を提供できるんじゃないかと思う」
このシステム、来年発売の一部車両から順次搭載される予定です。