冷凍餃子の焼き方&羽根つきにする方法。くっつかないためのポイントも

冷凍餃子の基本の焼き方

冷凍餃子は解凍せず、そのまますぐに焼くことができ、とても便利。焼き方そのものは冷凍餃子も生餃子もあまり違いはありません。冷凍餃子を焼くうえで気をつけたいことは、こびりつきにくいフライパンを使うこと、そして餃子を並べる際に間隔をあけること。この2つを守れば、餃子をおいしく焼き上げることができますよ。

用意するもの(餃子8個分)

・冷凍餃子……8個

・お湯……200cc

・サラダ油……大さじ1/2~1杯

・ごま油……小さじ1杯

焼き方

1. フライパンに餃子を並べ、加熱する

フライパンを温めてサラダ油を入れたら、火を止めます。餃子の底をしっかり油になじませながら餃子同士の間隔をあけて並べ、中火にかけて焼き色をつけていきます。

餃子にうっすら焼き色がついたのを確認します。仕上げでしっかり焼き色をつけるので、この時点では薄い焼き色でOKです。

2. お湯を加えて蒸し焼きにする

お湯をフライパン全体にまわしかけます。お湯は、餃子の1/4~1/3が浸るくらいの量を目安にし、少ない場合は足してください。

蓋をして4~5分、水分がある程度飛ぶまで中火のまま蒸し焼きにします。

3. ごま油を加えて焼き色をつける

蓋を開けて水分が少なくなったのを確認したら、強めの中火にします。水分がしっかり飛んだらごま油をまわし入れます。

ごま油を入れると一気に焼き色がつくので、フライ返しなどで焼き色を確認しながら加熱します。お好みの焼き色になったら火を止めて完成です。

羽根つきにする冷凍餃子の焼き方

餃子屋さんで食べるような羽根つき餃子も、水溶き小麦粉を使うだけで簡単にご家庭で作ることができます。ポイントは、水と小麦粉の量、そして均等に焼き色がつくようにフライパンをときどき回しながら焼くこと。羽根つき餃子で、食卓を華やかに演出しましょう。

用意するもの(餃子6個分)

・冷凍餃子……6個

・水……150cc

・小麦粉……大さじ1杯

・サラダ油……大さじ1杯

・ごま油……小さじ1杯

焼き方

1. 水溶き片栗粉を作る

フライパンを温めている間に、水と小麦粉を混ぜ合わせます。ダマができないように、しっかり混ぜましょう。

2. フライパンに餃子を並べ、加熱する

フライパンが温まったらサラダ油を入れてフライパンになじませ、火を一旦止めて間隔をあけて餃子を並べます。並べたら中火にかけます。

3. 水溶き片栗粉を加えて蒸し焼きにする

餃子にうっすら焼き色がついたのを確認したら、水溶き小麦粉をフライパン全体にまわしかけます。

蓋をして4~5分、水分がある程度飛ぶまで中火のまま蒸し焼きにします。

蓋を開けてみて、画像のように水分が少なくなっていたら、火力を強めて水分を飛ばします。焼きむらができないよう、水分が飛んだ部分とまだ水気がある部分があればフライパンの位置を調整してください。

4. ごま油を加えて焼き色をつける

水気がなくなりごま油を鍋肌にそって流し入れ、羽根の中心からしっかり焼き色をつけます。焦げそうな部分があれば、同じようにフライパンの位置を変えながら全体的に焼き色をつけましょう。

焼き色がついたらすぐに火を止めて、フライ返しやヘラ、箸などをフライパンを餃子の羽根とフライパンの間に差し込み、フライパンから餃子を丁寧に剥がします。

5. 皿に盛りつける

フライパンの上で餃子全体がするっと滑るようになったら、皿を餃子の上にかぶせます。

そのままフライパンを返して、皿に餃子をのせたら完成です!フライパンを返すときに、油がたくさん残っている場合はゆっくりフライパンを傾けて油をふき取ってからお皿にのせましょう。火傷には気をつけてくださいね。

くっつかないようにするには?焼くときのコツ

くっつかないようにするには

餃子がフライパンにくっつかないようにするため、フッ素加工が施されているようなこびりつきにくいものを使用するようにしましょう。また、餃子同士がくっつかないよう、必ず隙間をあけて並べ入れるようにしてください。

パリパリにする秘訣はごま油!

パリパリ食感に仕上げるには、蒸し焼きにする前に軽く焼き目がつくまで焼くこと、蒸し焼きしたあとはしっかり水分を飛ばしてからごま油を入れて焼き目をつけることが大切です。水分を飛ばしたあとにごま油を入れ焼き上げることで、餃子の表面が油でコーティングされ、揚げ焼きしたような仕上がりになりますよ。

小麦粉と片栗粉で羽根の具合を調整

片栗粉で羽根を作った場合、できたてはとてもサクサクとした軽めの羽に仕上がりますが、少し時間が経つとしなっとしてしまいます。小麦粉の場合は、時間がたってもパリッとした羽根のままいただけます。この特徴を生かし、小麦粉と片栗粉をブレンドして使うのがおすすめですよ。

市販の冷凍餃子は記載の通りに焼く

買ってきた冷凍餃子の場合は、パッケージなどに焼き方が丁寧に書かれている場合があります。冷凍餃子はメーカーや種類によって皮の薄さや大きさなどが違ってくるので、焼き方が記載されている際はその方法にしたがって焼くようにしましょう。

油なし・蓋なしでも焼ける?

油なしの場合

油なしでも冷凍餃子は焼けます。油を使わない場合は、フライパンにクッキングシートをひき、その上に冷凍餃子を並べて加熱しましょう。お湯を加える際は、クッキングシートのからこぼれないように注意してくださいね。クッキングシートの角を返して焼き加減を確認しながら加熱していきましょう。

蓋なしの場合

蓋がなくても餃子を焼けます。アルミホイルやクッキングシートに小さな穴をあけて蓋の代わりにのせると、蓋をした状態に近づけることができますよ。浮いてきてしまう場合は重し代わりの皿をのせるようにしましょう。キッチンペーパーを2枚ほど重ねて代用することもできますよ。

【道具別】冷凍餃子の焼き方

ホットプレートの場合

餃子を大勢で食べる場合は、ホットプレートで焼くのがおすすめです。ホットプレートの場合も、フライパンで焼くときと手順はほぼ同じ。ホットプレートに250℃前後に設定し、油をなじませたら餃子を並べましょう。表面に薄い焼き色がついたらお湯を餃子の1/4程度の高さまでそそぎ、蓋をして蒸し焼きにします。水分が少なくなったら蓋をあけ、ごま油をたらして焼き色をつけたら完成です。

スキレット(鉄鍋)の場合

火の通りが均一の鉄鍋で焼く餃子は、焼き目がしっかり香ばしくカリッとしているのが特徴です。

鉄鍋で焼く場合は、餃子を並べる前にしっかり鉄鍋を熱しておきます。鉄鍋が熱くなったら油を入れて一旦火を止めてすぐに餃子を並べ、中火にかけて焼き色をつけます。熱湯をまわしかけて3分ほど蒸し焼きにしましょう。水分が飛んだらごま油を入れて、揚げ焼きにします。片面を焼くだけでもおいしいですが、鉄鍋で焼く場合は餃子をひっくり返して両面に焼き目をつけるとさらにおいしくなりますよ。

IHの場合

フライパンをしっかり温めたら、油をなじませます。素早く餃子を並べていき、薄い焼き色をつけたらお湯をそそいで4~5分蒸し焼きにしましょう。蓋をとって水分をしっかり飛ばしたら、フライパンで焼くときと同じようにごま油を流し入れ、焼き色がつくまで加熱して完成です。

冷凍餃子でもおいしく焼ける!

上手に焼けば、冷凍餃子も生餃子に負けないくらいおいしく仕上がります。正しい焼き方をマスターしておくと、食べたいときにすぐ、ご家庭で絶品餃子を味わえますよ。羽根つき餃子も簡単にできるので、ぜひ冷凍餃子を焼くときは羽根つきにもチャレンジしてみてくださいね。