師走を前に様々なものが値上がりしています。クリスマスにも影響が出そうです。

11月1日にオープンした広島市安佐南区中筋の洋菓子店ではクリスマスに向けたホールケーキの予約が始まっています。

そんな中、頭を悩ませているのがケーキに使われる食材の値上げです。

パティスリーイオリ 今田伊織さん「だいたいどこのケーキ屋さんもクリスマスぐらいかもしくは年始にタイミングをあわせて(ケーキを)値上げをされるということで」

大手製粉メーカーは12月20日の納品分から業務用の小麦粉を値上げすることを決めています。

その影響でケーキや菓子などに使われる中力粉や薄力粉25キロあたりの仕入れ価格が約340円値上げされるということです。

パティスリーイオリ 今田伊織さん「オープンする直前ぐらいにその報告が入ったのでマジかと思ったところではある」

また原油価格高騰の影響でビニールハウスに使う灯油も値上がり。

イチゴも高くなる見込みだということです。

パティスリーイオリ 今田伊織さん「(小麦粉が)値上げしたタイミングでケーキの飾りつけやら組み立て構成をちょっと改めて、それに見合った価格帯を計算し直して、適正価格でお客さまに商品を提供できたらなと思ってます」

こちらではクリスマスにはケーキの価格は値上げせずに営業をするということです。

さらにクリスマスには欠かせないこんな食べ物も…。

広島県内に5店舗をかまえるから揚げ店。看板メニューは鶏肉をまるめて2度揚げしたげんこつから揚げです。

こちらでも今年からクリスマス限定セットをはじめ予約を受け付けていますが、から揚げに使うブラジル産の鶏もも肉が11月から4割ほど値上げされたということです。

タイで鶏肉が品薄になったことからブラジル産に注文が集まったことが原因とみられます。

うら唐家 浦島宏光社長「油自体もずっと春から値上がりが続いてますので、大変ひっ迫している状態ではある」

油は5年前に店を始めたときと比べ、倍近く値上がりしているということです。

うら唐家 浦島宏光社長「苦しいなというところはあるんですけど、お客さまがよろこんでいただけるなら、今はちょっと踏ん張らないといけないのかなと。このまま仕入れが高騰になるのであればそこ(値上げ)も検討しないといけないと思う」