小野賢章『ハリー・ポッター』吹き替えのきっかけは?

写真拡大

 映画『ハリー・ポッター』公開20周年を記念して、シリーズ第4弾『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』が26日よる9時、日本テレビ系金曜ロードショーで放送される。第1作から主人公ハリー(ダニエル・ラドクリフ)の吹き替えを務めてきた声優の小野賢章が、ハリーを演じることになったきっかけや、声変わりで苦労したという当時のエピソードを明かした。

Q:ハリー・ポッターを演じるきっかけは?

 小学生の時、11歳か、12歳くらいの時、オーディションに応募したのがきっかけです。吹き替えを収録したのは、小6か、中学入ってからくらいですね。だいたい、ハリーとロンとハーマイオニーの3人で1週間くらい学校終わりで収録していたんですけど、待ち時間も結構あったので、そこの待ち時間でロン役の常盤祐貴くんと仲良く遊んでいたのを覚えていますね。それから、中学生から高校生になるタイミングの収録だとみんなで勉強していたりだとか、なんかそういうのはよく覚えていますね。アフレコ自体は苦労してやったというよりは、ほんと楽しくやっていたというイメージです。

Q:『ハリー・ポッター』シリーズを続けてきて、どんなところが大変でしたか?

 やっぱり声変わりの時期が、一番大変でした。どんどん声が低くなるし、思ったよりも声が出なくて「なんか嫌だなあ」って思うことはありましたね。これはもう、どうする事もできないのですが、ちょうどダニエルくんの方も声変わりの時で、ちょっとずつ声が低くなりつつあったので、そこはもう、そのままの声でやったって感じでしたね。

Q:『炎のゴブレット』で好きなシーンは?

 やっぱり、ヴォルデモートが復活して、ハリーとヴォルデモートが戦うところですね。両親の愛に守られているっていうシーンもいいなぁって思いますね。でも、そのあとハリーだけが戻って、ハリーだけがつらい思いをしているのが、かわいそうなんですけど。

Q:今回初めて観る方にメッセージを。

 誰もが憧れる魔法を扱ってみたりとか、すごく夢がありますし、それに加えて、シリーズで年を重ねるごとに、大人になっても楽しめるように、展開がダークになっていったりだとか、本当にどの世代が観ても楽しめるような作品になっていると思います。『賢者の石』から、もう20年になるので、当時観てくださった方に、お子さんができた方も多いと思うので、そういうふうに、「親から子へ」受け継がれていったらいいなと思いますね。

(編集部・中山雄一朗)