大谷翔平の凱旋会見、米メディアが注目した発言とは 「最高と呼ばれる大谷でさえ…」
15日に日本で凱旋会見、スーツ姿で登場
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は15日、都内の日本記者クラブで記者会見を行った。歴史的シーズンを終え、母国で大谷が何を語ったのか。米メディアからは特にメンタル面についての発言に関心が寄せられていたようで「オオタニでさえ、チームが勝てない時は気分が落ち込んだという」などと報じられている。
打者として46本塁打、投手としても9勝を記録するなど、日米で話題となり続けた大谷。18日(日本時間19日)発表のア・リーグMVP最有力候補となっている。大活躍の1年を終えた大谷は、日本記者クラブの会見にビシッと決まったスーツ姿で登場。日本メディアからの質問に、紳士に答え続けた。
会見には、米メディアからも関心が寄せられていた。スポーツ専門局「CBSスポーツ」は「ショウヘイ・オオタニは、エンゼルスの負けが込んだ2021年後半戦は“ストレスフル”だったと語る」との見出しで記事を掲載した。
大谷は、メンタル面に関する質問に対して「最後の方なんかは、なかなかチームの勝ちもついてこないし、ポストシーズンという先の戦いが見えない中での戦いが多かったので、精神的にきつい場面は後半の方が多かった。もちろん落ち込みますし、打てない、打たれたとか。ただ毎日、今日はここが良かったな、ここが悪かったなっていうことが出てくるのは、すごく幸せなことじゃないかなと思っている」などと語っていた。
CBSスポーツはこの発言に注目したようで「オオタニは打撃、投球、走塁の面でMVP級の活躍を見せたが、エンゼルスは77勝85敗でア・リーグ西地区の4位に沈んだ」「シーズンが終了してからも、オオタニからその思いは消えていないようだった」などと記載。さらに「彼を責めることはできない。真の競争者は毎シーズン優勝争いから離れることを好まないからだ」と、チームの勝ちを重視する大谷の姿勢を伝えていた。
またAP通信は「オオタニは日本での会見で、チームの負けが込んでいることに対して落ち込んでいたことを明かした」と見出しを打って記載。本文では「MLB最高の選手と呼ばれるショウヘイ・オオタニでさえ、チームが勝てない時は気分が落ち込んだという」と紹介していた。また米地元紙「amニューヨーク」は「日本のスターは難題(怪我明けなど)があった中でプレーできたことへ感謝」との見出しで大谷の感謝の言葉をつづっている。(THE ANSWER編集部)