食楽web

 腹ぺこピープルが集う憩いの揚げ物オアシス、とんかつ専門チェーン『かつや』では、10月29日より期間限定メニュー「秋の海鮮フライ定食/弁当」の販売をスタートしています。

「秋の海鮮フライ定食」759円。単品メニュー「秋の海鮮フライ」539円もあります

 その内容はお馴染みの海老フライ2本に、広島県産の牡蠣を使ったカキフライ2個という組み合わせ。果たしてどんな味わいで楽しませてくれるのか、お店で実食してまいりました!

安定の旨さの海老フライと染み渡る豚汁。牡蠣フライの味は・・・

 いつものメニューよりは若干長めの8分ほどで丼が到着。今回は海鮮だからなのか、タルタルソースが添えられていますね。なお、これまでの定食では味噌汁が付いてきましたが、この秋からとん汁(小)になっています。これもまたヨシです!

海老フライは、サクサク、プリプリで安定の美味しさ

 まずは海老フライから。うん、これはいつも通りのプリプリ食感。海老の旨みと衣のサクサクがよく合います。テーブルのソース、そして付け合わせのタルタルソースと、どちらをかけても美味しいことに変わりなし。ご飯のおかずとしても問題なくいただけますね。

汁物がこの季節はしみる~

 お次はとん汁。豚かしら肉、にんじん、大根、じゃがいも、玉ねぎ、こんにゃく、刻みネギと、小さいお椀に具がたくさん入ってます。旨みが溶け込んだ汁の味も申し分なし! 当然ながらご飯とはピッタリの好相性で、丼に汁を注いでシャクシャクと行きたいお下品な衝動を何とか抑え込むほどです。

 ではお待ちかね、今回の主役のカキフライをいただいてみましょうか。パクっとな………あれ? カキの濃厚な味は感じるんですが、カキの美味しさを表現する“プリっとした食感”とか“ぷっくらした部分のジューシーな味わい”が足りない気がします。例えるなら、揚げすぎて水分が飛んだ、身がキュッと縮こまったような感じ、でしょうか。また衣のサクサク食感とパン粉の厚みの方が前に出て、カキ自体の美味しさを邪魔してる気もします。

 既に食べ終えた海老フライと同様に、ソースとタルタルソースでカキフライ2個をペロッと平らげ、残ったご飯をとん汁とともにかっ込んで完食です。

テイクアウトメニュー「秋の海鮮フライ弁当」745円も販売中。こちらはとん汁が付きません

 メニューに肉がないのと、海老フライとカキフライがサイズ的にそれほど大きくないこともあって、完食後のお腹の状態は八分目というか七分目くらい。メニュー名に「海鮮フライ」を謳うのであれば、ホタテフライとか白身魚のフライあたりを加えて、品数とボリュームをアップさせて物足りなさを解消してほしかったところです。

 あとはやっぱりカキフライ。牡蠣の魅力である身のプリプリさとジューシーな味わいがなかったのは本当に残念です。とはいえ、旬である牡蠣をこの価格帯で食べられるということを考えたら良い気もします。

 今回はいつもより辛口なレポとなりましたが、そこはこれまでに幾度となく食べてきた『かつや』のメニューが気に入っていたからこそ。再登場時はきっといい感じに仕上げてくれるものと信じておりますよ!

●DATA

かつや』秋の海鮮フライ定食

期間:2021年10月29日(金)~ ※期間限定・なくなり次第終了
販売:一部店舗を除く全国の『かつや
https://www.arclandservice.co.jp/katsuya/
※価格は全て税込