XFN-ASIAによると、タイヤ世界最大手グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバーは22日、PB(プライベートブランド)のタイヤ事業の3分の1を削減すると発表した。同社は製造したタイヤを約30の小売業者に卸し、タイヤは販売元のブランドで販売されるというPB事業を行っているが、このうち約10ブランドを来年中に廃止する。廃止される10ブランドの昨年の売上高は全体の約1.5%の3億ドル、販売本数800万本を挙げているが、北米タイヤ事業責任者のジョナサン・リッチ氏は、「ビジネスのより有益な部分に選択・集中する継続的な戦略の一環。我々は、我々のブランドでシェアを確立・向上することに務める」としている。

  これに伴い人員削減が必要となるとしたが、規模は明らかにしていない。同社の労働者が加盟するアメリカ鉄鋼労働者労組は、同社がPB向けタイヤの年間生産量を2400万本から1600万本に減らした場合、1000人の削減が予想されるとし、別事業への配置転換による吸収を求めた。 【了】