31日から警戒度ステージ1に 催事・飲食制限を緩和
栃木県は28日新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、新規感染者数が減り、医療提供体制への負荷が減ったことから、警戒度レベルを5段階中最も低いステージ1に引き下げ、イベントの開催制限や飲食時の人数制限を緩和することを決めました。
県内の新型コロナウイルスの感染状況は、27日およそ8カ月ぶりに新規感染者が確認されず1日あたりの人数は、10人以下で推移しています。
警戒度を判断する7つの指標を見てみますと、感染経路不明割合を除く6つの指標がステージ1以下の範囲まで下がりました。
こうしたことから、県は今月31日から警戒度レベルを5段階中最も低いステージ1の「感染観察」に一段引き下げることを決めました。
対象区域は県内全域でこれまで県民に対し飲食店などで飲食する際、4人までとしていた人数制限を無くします。
また、イベントの人数制限は、1万人以上であっても収容率が50%以内であれば可能としたうえ、午後9時までとしていた開催時間の制限も無くしました。
県民や事業者には引き続き感染防止対策の徹底を求めます。
警戒度レベルステージ1の対応に終わりの時期は設定せず、今後の感染状況によって再び上げるかどうかを決めるということです。
また、県は、国の飲食店などへの支援事業「Go Toイート」のプレミアム付き食事券について来月10日から販売すると発表しました。 価格は1冊1万円で1万2千円分の食事ができます。
50万冊を販売する予定で、県内各地の郵便局や福田屋百貨店、東武宇都宮百貨店などで取り扱います。