大型モニター導入で情報一元化 栃木県警が災害警備訓練
栃木県警に10月、新しく導入された大型モニターと情報共有システムを活用した初めての災害警備訓練が27日、県警察本部で行われました。
導入されたのは災害警備で活用する86型の大型モニター3台と情報共有システムです。
モニターの大きさはタテ107センチ、ヨコ190センチで画面を最大で9つに分割でき、現場の映像や地図など32の情報を同時に複数出すことができます。
訓練は東日本台風と同じ規模の台風が県内に上陸し大雨特別警報が発表されたという想定で行われ、県警本部の警備部を中心におよそ30人が参加しました。
これまでは大型モニター1台で画面を切り替えながら情報を確認していましたが、このモニターの導入により被害場所の画像や救助活動の様子などを一度に把握し、より迅速に対応できるようになったということです。
参加した職員たちは一元的に情報が映し出されたモニターをもとに救出にあたる支援部隊の割り振りを決めるなど、それぞれの担当班が連携を確認していました。