栃木県内5つの小選挙区候補者の選挙戦を追う特集は4期目を目指す自民党の前職に立憲民主党の新人が挑む栃木3区をお伝えします。

「あなたの声になる」がキャッチフレーズ、立憲民主党の新人、伊賀央候補57歳です。

地元兵庫県の豊岡市で市議会議員を6期務めたあと、立憲民主党県連の公募で3区に立候補しました。

新人の課題である知名度不足を克服しようと朝から晩まで選挙区を駆け回り、多い時には1日10回以上街頭に立つ日もあります。

この日は早朝から大田原市上石上の路上に立って行き交う人へ自身の訴えを伝えました。

演説では新型コロナの流行のさなか東京五輪を強行した政権を「国民の命と政権浮揚を天秤にかけた」と批判。

健康を守ることを第一に軽症者向けの中間療養施設の整備や消費税の一時的な減税などを公約にし、政権交代をと意気込みます。

  

キャッチフレーズは「地元密着!現場主義!」自民党の前職、簗和生候補42歳です。

国土交通政務官も務めたこれまでの3期9年を振り返り、酪農家への支援や国道4号の事業化などを地域の声を国に届けた実績をアピールします。

一方で週に1度は辻立ちを行うなど初心を忘れることなく地域と向き合い続け、第二のふるさとの地盤を確かなものにしてきました。

この日は那珂川町馬頭にある商業施設で演説を行い、施設の利用者などに支持を呼びかけました。

公約にはコロナ対策と経済対策の両輪駆動を掲げ、持続化給付金の適用範囲の拡大や、コメの価格の安定化など地域産業への支援充実を目指しています。