メジャー初となるホームスチールを決めたエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

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5回にメジャー初の本盗、ウォルシュは大興奮「クールだったね」

エンゼルス 6ー4 ヤンキース(日本時間1日・アナハイム)

 エンゼルス大谷翔平投手は8月31日(日本時間1日)、本拠地・ヤンキース戦で今季2度目のマルチ盗塁をマークした。「2番・指名打者」で先発出場し、4回1死一、二塁で二走・フレッチャーと重盗に成功。メジャー通算50盗塁に到達した。5回2死一、三塁では一走・ゴセリンとの重盗でメジャー初の本盗をマーク。両軍選手から驚きや称賛の声が寄せられた。

 メジャー初のホームスチールは5回2死一、三塁だった。一塁走者・ゴセリンが二塁へスタート。捕手サンチェスが矢のような送球を二塁へ送ったのを見ると、すからず本塁へ。厳しいタイミングだったが、左手でタッチをかいくぐった。左打席にいたウォルシュは興奮気味に振り返った。

「(大谷が本盗し)僕は『おぉ、ワオ』といった感じだったよ。クールだったね。ショウヘイがアメージングなことをまたやってのけた試合だった」

 ヤ軍もお手上げだった。一塁手のリゾは「ゲイリー(サンチェス)が良い読みをして、ジオ(ウルシェラ遊撃手)もキャノンのような送球をした。あのようなプレーは食うか食われるかのプレー。アウトにするには完璧な送球をしなければならない。オオタニは速い。私たちは速いことを知っている」と大谷の脚力を称賛した。

 先発のタイヨンは4回無死二塁で大谷を四球で歩かせ、その後に重盗を許した。「走者がいる状態でのオオタニとの対戦。極めて慎重に投球したんだ。一球一球に注意したよ。最後の一球はもう少し(ゾーンの)近くに投げられれば良かったんだけどね」と悔やんだ。四球は長打になる。走者・大谷は他球団の脅威となるはずだ。(Full-Count編集部)