【MLB】大谷翔平、メジャー通算50盗塁 フレッチャーとの重盗で日本人4人目の到達
5回にメジャー初の本盗成功、1試合2盗塁はメジャー2度目
■エンゼルス 6ー4 ヤンキース(日本時間1日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は8月31日(日本時間1日)、本拠地・ヤンキース戦で今季2度目のマルチ盗塁をマークした。「2番・指名打者」で先発出場し、4回1死一、二塁で二走・フレッチャーと重盗に成功。メジャー通算50盗塁に到達した。5回2死一、三塁では一走・ゴセリンとの重盗でメジャー初の本盗を決めた。2打数無安打2四球で打率.262。チームは6-4で競り勝ち、3連勝を飾った。
足で流れをグッと引き寄せた。1点を追う4回無死一塁、右腕タイヨンから四球で出塁。1死後、ウォルシュの打席で敵軍バッテリーのスキを突いて重盗を決めた。メジャー4年目で通算50盗塁。日本人選手ではイチロー(509盗塁)、松井稼頭央(102盗塁)、青木宣親(98盗塁)に次いで4人目だ。ウォルシュの逆転25号3ランを演出した。
3-2で迎えた5回2死二、三塁では申告敬遠で歩かされた。本拠地は大ブーイングだった。しかし、ここから見せ場だ。ゴセリンの中前2点打で三塁へ進むと、ウォルシュの打席で今度は一塁走者ゴセリンと重盗。好判断で三塁から滑り込んだ。チーム6点目の生還となった。1試合2盗塁は今年5月2日(同3日)の敵地・マリナーズ戦以来メジャー2度目。今季22盗塁に伸ばした。
ここまで両リーグ最多42本塁打。球団によると、42発&22盗塁はホセ・カンセコ(1988、1991、1998年)、アレックス・ロドリゲス(1998、2007年)、ケン・グリフィーJr.(1999年)に次いでリーグ4人目となった。この2盗塁でシーズン51本塁打&27盗塁ペースとした。米メディア「ザ・リンガー」のザック・クラム記者によると、「50発&25盗塁」を達成すれば大リーグ史上初になるという。大谷が足でも伝説を作ろうとしている。(Full-Count編集部)