今季40号ソロを放つエンゼルスの大谷翔平【写真:AP】

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タイガース戦に「1番・投手」で先発

 米大リーグ・エンゼルス大谷翔平投手は18日(日本時間19日)、タイガース戦に「1番・投手」で先発出場。8回の第4打席で右翼席へメジャートップの今季40号ソロ本塁打を放った。投げては8回8奪三振1失点の快投で今季8勝目(1敗)をマーク。投打に渡る躍動に、米国の名物コラムニストは「MVP受賞はもはや問題ではない。満票受賞かどうかだ」と大絶賛している。

 圧巻の一撃だ。8回無死、大谷はタイガースの中継ぎシスネイロが投じた甘い変化球を見逃さなかった。打った瞬間に入ったとわかる右翼への大飛球を、仁王立ちで見守った。メジャートップの40号ソロだ。投げても自己最長8回を6安打1失点と大きく貢献した。

 地元紙「USAトゥデー」のボブ・ナイチンゲール記者はツイッターで、米データ専門会社「スタッツ」によるデータを紹介。大谷は今季122試合目で40本塁打と18盗塁を達成したことになるが、40本塁打と15盗塁をシーズンのより早い段階で達成したのはメジャーの歴史でただ1人。1998年のケン・グリフィーJr.氏(当時マリナーズ)による117試合での達成が史上最速記録だったという。

 ナイチンゲール氏は「ア・リーグMVPにオオタニが選出されるかどうかは、もはや問題ではない。彼が満票で選出されるかどうかだ。レジー・ジャクソンの持つ左打者の球団最多本塁打記録を破った」と絶賛した。

 日本人としては2001年シーズンのイチロー氏以来となる大谷のア・リーグMVPに疑問の余地なし。むしろ、全米野球記者協会の投票者から満票を集めるかどうかが、今や注目テーマと名物コラムニストは持論を展開していた。(THE ANSWER編集部)