現在、価格高騰が続いている国産スポーツモデル。とくに90年代にデビューしたモデルなどは軒並み高騰しており、新車価格を上まわるプライスタグを付けられているものも珍しくないほどだ。

 しかし、なかには現在でもプレミア価格となっておらず、比較的購入しやすい価格を維持しているスポーツモデルも存在している。今回はそんなお買い得なスポーツモデルをいくつかピックアップしたい。

1)スズキ スイフトスポーツ(現行型)

 1トンを切るボディに140馬力を発生させる1.4リッターターボエンジン。そして専用の3ナンバーボディとホットハッチに必要な要素をすべて兼ね備えていると言っても過言ではないのが、現行型のスイフトスポーツだ。

 NAエンジンだった先代までのモデルに対しターボとなったことで、チューニングによってパワーアップさせることが容易になり、多くのアフターパーツメーカーがカスタマイズパーツをリリースしている点も心強い。

 そんな現行スイフトスポーツは新車でも200万円ちょっとと安価ではあるが、中古車では100万円台前半から見つけることができるため、新車との差額でチューニングをするという選択肢もアリではないだろうか。

なんと4WDターボが守備範囲に入ってくる!

2)トヨタ86

 まもなく新型の登場が控えているトヨタ86。初代モデルは2リッターの水平方向エンジンと後輪駆動レイアウトということで、多くのアフターパーツメーカーがデモカーとして導入したこともあり、ワンメイクレースも盛んに行われていることからチューニングの楽しみも大きくノウハウも多いモデルと言える。

 メーカーもカスタマイズされることを前提にリリースしたこともあり、後期型でも前期型のパーツが流用できるようになっているなど、前期をベースとしたアップデートも容易という点も嬉しいポイントだろう。

 そんな86は安いものでは100万円ほどのプライスタグを掲げているものもあり、比較的安価に狙うことができる後輪駆動モデルと言える。新型が登場したあとは乗り換え組も発生するだろうから、より多くの個体が流通する可能性も高そうだ。

3)スバル インプレッサSTI(GDB)

 ラリーウェポンとしてランサーエボリューションとしのぎを削って進化し続けてきたインプレッサSTI。2代目となるGDB系は当時の自主規制値いっぱいの280馬力を発生するもので、動力性能は文句なし。

 しかし、中古車市場ではライバルのランサーエボリューションのほうが高値となっており、いわゆる鷹目と呼ばれる後期型であっても150万円ほどのプライスタグの個体もあるほどだ。

 初代モデルのGC8はすでにプレミア価格となりつつあるが、価格が上昇していないGDBは狙い目と言える。当然ながら性能も信頼性もGC8よりも向上しているので、スポーツ走行を楽しみたいユーザーには打ってつけではないだろうか。