食楽web

 世の中は空前の猫ブーム。SNSを開けば可愛い猫画像であふれ、テレビをつければお利口さんな猫が紹介され、書店に行けば猫漫画や猫雑誌がひときわ目立つ場所に陳列されています。筆者も最近保護猫を迎えたことで、朝から晩までお猫サマのことで頭がいっぱい。

 そんな猫好き筆者が猫好きさんにぜひおすすめしたい“料理が楽しくなるキッチングッズ”があります。

税込110円

 それがこちらの「大根おろしニャン」。「大根おろしで猫が作れる」という、遊び心あふれるキッチングッズです。今年2月にダイソーやキャンドゥなどの100円ショップに並んで以来、いまだに各店舗品薄状態が続く大人気商品です。

 簡単に大根おろしアートが作れるとあって、猫好きだけではなく、楽しみながら料理をしたい人たちにも大好評! 実際に愛用している筆者が、その作り方と活用方法をご紹介します。

オリジナルの猫作りが楽しくて夢中になる!

上から、本体、中敷、押し具の3点セットになっている

 準備するのは、しっかり水気を切った大根おろしと模様付けのためのお醤油、大根おろしにお醤油を垂らすための爪楊枝やフォークなど。あとは海苔やゴマなどデコレーションに使いたいものを用意します。

 本体に中敷をセットし、大根おろしを隙間なく詰め込みます。猫耳部分にもちゃんと大根おろしを詰めるのがポイント! 耳がないと、完成した時に猫っぽさが半減するので要注意です。

 多めに大根おろしを詰めたら、押し具でギュッと押して、余分な水分を出す&形を整えます。ゆっくりお皿にひっくり返すと、猫型大根おろしがお目見え!

 この猫背の感じが愛らしい! このままでも十分可愛いですが、ここからはお醤油などでデコレーションして、世界にひとつだけの「大根おろしニャン」を完成させます。

 この作業が想像以上に楽しくて。「ここに水玉模様をつけよう」、「ゴマで目を付けてみようかな?」と試行錯誤しているうちに作業に夢中になります。こんなに楽しく食事の準備をしたのは久しぶり。出来上がったら、いよいよ盛り付けです!

焼き魚を狙う、大根おろし猫たち

 大根おろしといえば、焼き魚ですよね。今回は焼きシャケに添えてみました。お醤油で模様をつけた猫たちが、まるでシャケを狙っているよう。愛らしくて崩すのをためらってしまいます。焼き魚はもちろん、天ぷら、ざるそば、そうめん、たまご焼きなどに添えても可愛いですよ。

 ちなみに、「大根おろおしニャン」は大根おろしに限らず、さまざまな食材で猫を作ることができます。

ごはん猫たちが井戸端会議!? “猫おにぎり”も作ってみた

 お次は白米やチキンライス、ゆかり、青菜で“猫おにぎり”も作ってみました。

 デコレーションは切った海苔とハートのキャラフル。キャラフルは同じく100円ショップで買えるデコ弁アイテムで、お魚チップのことです。デザインの種類も豊富で、お弁当はもちろん、「大根おろしニャン」を使う時に大活躍するのでおすすめです。

 ご飯は大根おろしに比べるとくっつきやすいので、ご飯を詰める前に本体を少し濡らすと綺麗に作れますよ。

ハンバーグの上で寝るマッシュポテト猫

 マッシュポテトでも作ることができました。模様はケチャップでつけています。通常のマッシュポテトだと柔らかすぎて形がはっきりつきにくいので、「大根おろしニャン」を使うときはいつもより少し硬めに作ることをおすすめします。

「猫は人の幸福度を上げる」と言いますが、まさにその通り。この「大根おろしニャン」があるだけで、いつもは面倒な料理が楽しくなり、食卓には笑顔があふれます。作り方もとっても簡単なので、猫好きの皆さんはぜひお試しください。

(撮影・文◎佐々木 舞)