(株)アスラボ(TDB企業コード:224000450、資本金1億9949万2540円、東京都港区南青山1-15-3、代表片岡義隆氏)は、4月30日に東京地裁へ自己破産を申請した。

 申請代理人は福原一弥弁護士(横浜市西区みなとみらい4-4-2、R&G横浜法律事務所、電話045-671-9510)。

 当社は、2010年(平成22年)6月に設立された飲食関連の企画・運営会社。設立当初は都心での農園事業やゴルフをコンセプトとしたシェアハウス事業を手がけていた。近年はシャッター商店街の再生など、地方創生を目的に飲食店主体の商業施設運営を展開する「横丁事業」を主に手がけ、実績としては「阿波横丁」(徳島県)、「おおいた元気横丁」(大分県)、「宮崎ニシタチ横丁」(宮崎県)、「天文館かごしま横丁」(鹿児島県)、「旭川テック横丁」(北海道)、「FORT MARKET Sangenjaya」(東京都)などがあった。日本の食文化に焦点を当てたプロデュースが一部のマスコミからも注目されていた。
 また、自社のITプラットフォームを活用した出店後の運営・管理支援サービスも行い、2014年9月期には年収入高約11億9600万円を計上していた。

 しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で予定していた横丁の開業が延期、見送りとなるなか、今回の措置となった。

 負債は現在調査中。

 なお、各横丁については多くが他社によって運営されており、営業は継続している。