久保建英、ヘタフェでも苦しむ? 地元紙が「懸念点」を指摘
レアル・マドリーからヘタフェへのローン移籍が決まった久保建英。
『Marca』は、ホセ・ボルダラス監督は久保を最大限に活用することを計画しているとその起用法などを予想している。
得点力不足に苦しんでいる今季のヘタフェには久保のようなスピードや突破力を持った選手はおらず、ボルダラス監督はそういった能力に期待しているという。
ヘタフェは右SBにダミアン・スアレスを置き、その前の右SHにアラン・ニョムを配置。ボルダラス監督はサイドバックが本職のニョムに代わって、久保を右サイドハーフのスタメンとして起用するだろうとのこと。
そして、マジョルカ時代の“相棒”クチョ・エルナンデスと久保との再会も好材料だとしている。
ただ、『AS』では、久保はボルダラスのシステムにフィットするのは難しいと伝えた。
4-4-2システムを好む指揮官はサイドにフィジカルな選手に置いている(今季は4-1-4-1も併用)。スアレスとニョムの右サイド、マティアス・オリベラとマルク・ククレジャの左サイドも非常にフィジカルだ。
同紙は「問題は久保が最近のヘタフェにフィットしないこと」、「ボルダラスがサイドの選手に求めるフィジカルと働きに久保が適応できなかった場合、他のオプションが開かれる」とも伝えている。
最もあり得るオプションは、久保をサイドではなくセカンドストライカーとして起用することだそう。2人のFWが負傷していることもあり、指揮官は4-4-2を崩して久保を起用する可能性があるとのこと。
また、バルセロナMFカルレス・アレニャが加入した場合にはククレジャと久保をウィングに置く、4-3-3もありうるとしている。
『Marca』でも、クチョを1トップにした4-2-3-1への変更もありえるとしているが…。