近年、減少傾向が続く野球の競技人口を増やしていこうと県内で野球に関わる複数の団体が12日、宇都宮市内で総会を開き、一枚岩となってさまざまな課題に取り組む協議会を設立しました。

宇都宮市内で県内の野球に関わる団体の役員10人が出席して規約などが承認され、県野球協議会が設立しました。

協議会は県内のアマチュアからプロまで、さまざまな年代で野球に関わる10の団体で構成され、プロ野球・栃木ゴールデンブレーブスの運営会社、栃木県民球団の江部 達也社長が理事長を務めます。

野球の競技人口は、人口減少やスポーツの多様化などの影響から減少傾向が続いていて、県内でも野球を始めるきっかけとされる学童野球の競技人口が現在およそ3500人と、この2年間で1000人減っています。

こうした中、協議会では、それぞれの団体の特性を生かして未就学児や小学生の野球体験会、指導者の育成、保護者との情報交換会など13の事業を推進していくと発表しました。

団体ごとに独自に行ってきたイベントや啓発活動などを強化し、1月末から本格的に事業を展開して社会貢献にもつなげる方針です。

この日は協議会のロゴが披露され、一枚岩で栃木の野球の活性化に取り組む決意を示しました。