新型コロナウイルスの感染拡大は国内の経済にも大きな影響を与えていますが、県経済同友会は6日、今後の見通しを考えるセミナーを開きました。

このセミナーは夏に開かれる予定でしたが新型コロナウイルスの影響で延期されていました。 

経済学者で上武大学教授の田中 秀臣さんが講演し、およそ70人の会員を前にコロナ禍とコロナ後の日本経済について解説しました。

田中さんは失業率が1%上がると自殺率がおよそ3.4%上がるというデータを示し、特にコロナ禍では女性の自殺者が増えていて異例の状況だと指摘しました。

コロナ後の世界を見据え、女性にも働きやすい勤務時間や勤務地を制限する「限定正社員」の促進など雇用対策の強化の必要性を訴えました。