テレワークやWithコロナ時代の自宅パソコンには、デスクトップPCがオススメな理由

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今春以降、テレワークが導入され自宅で仕事を行うことが増えた人は多いでしょう。
筆者の周りにもそうした人は多く、その多くからパソコンの買い替えの相談を受けることも増えています。

コロナ禍になるまで、自宅パソコンは出番が減り、長年買い替えていない。
こうした人や家庭は珍しくありません。

以前はYouTubeの視聴やネット通販、Web閲覧など、パソコンからでないと行えないものがほとんどでしたが、現在はスマートフォンだけもできるようになってきています。
例えば、スマートフォンで撮った画像の編集も、以前はパソコンに取り込んで行っていましたが、今ではスマートフォンのアプリで編集や加工が行えます。

自宅のパソコンを買い替えなくなったのは、
・古いけどまだ使えるから
・インターネットに繋がって、メールの読み書きとWebでの調べものができる
・WordやExcelがとりあえず使える
こうした理由があります。
パソコンの利用頻度が下がっているので、こうした判断は間違っていません。

しかしコロナ禍となり、テレワークなどの新しい機能を使うには、古いパソコンでは性能が不足していた、という状況になったわけです。

ところが、考えることは皆同じ。
テレワークによるパソコン特需で、市場では品薄も続き、買い替えを控えていたという人も多いでよう。

最近は、パソコン特需による品薄も落ち着き、そろそろパソコンを買い替えようと考えている人もおおいかとおもいます。

そこで今回は、
敢えて「デスクトップパソコン」を筆者がオススメしたい理由をご紹介していきます。


○デスクトップパソコンの大画面は快適



今やパソコンといえばノートパソコンです。
しかし以前はパソコンと言えば、モニターと本体がセパレートになったデスクトップパソコンが当たり前でした。

パソコンは、性能があがると消費電力、発熱も大きくなるため、デスクトップパソコンを選択するのが主流でしたが、年々ノートパソコンの性能向上し、現在は重たいゲームや動画の編集でもしない限りはノートパソコンで十分という時代になっています。

それでも敢えてデスクトップパソコンをオススメする理由は「画面サイズ」です。

ノートパソコンであっても大型のディスプレイに接続して利用することはできます。
ですがデスクトップパソコンの場合は、ディスプレイ一体形を除けば、購入時に好きなノートパソコンよりも大画面のモニターを好きに選ぶことができます。

テレワークを機にパソコンを選ぶのであれば作業のしやすい大画面を選んだ方が快適なのは言うまでもありませんので、ノートパソコンに外部ディスプレイを繋ぐ選択肢よりも、デスクトップパソコンを選択したほうが、手間もコストも小さくできます。

またノートパソコンを購入したとして、どのくらい持ち運んで利用するかを考えてみるのも大事です。
自宅内の利用がメインで、ほほ決まった場所で利用するのであればノートパソコンである必要性はありません。

そうなると、同じ価格でもデスクトップパソコンのほうが、ノートパソコンより性能の高い製品が多く、大画面と相まって快適に作業できることは明白です。

○実は、デスクトップパソコンの使い道は多い
いくら昔よりもパソコンが安くなったとはいえ、パソコンの買い替えは10万円を超える支出になることも珍しくありません。ましてや、仕事のための買い替えとしてはスーツ代よりも高い支出となり、せっかく買い替えるのだから「他のことでも活用できれば」と考えるのが普通でしょう。

例えば、最近多いのは動画の編集です。
スマートフォンでも気軽に4K動画の撮影が行えるなど、以前よりも高画質な動画を誰でも気軽に撮影できる反面、そのデータの保存や編集には時間も容量も必要です。
そこでパソコンを新調するのであれば動画の編集が快適に行えるものが欲しいと考える人は多いようです。




また最近人気の「ゲームのプレイ動画」や「車載動画」といった動画の編集や、デジタル一眼カメラの写真編集など、クリエイティブな趣味でも活用できます。

実際、筆者の周りでも趣味として車のドライブやレースに出場するような友人や、本格的なカメラで写真を撮っている人は多いのですが、今まで撮ったものは溜めていくばかり、編集は興味があってもまだ手を出したことがないという人は少なくありません。

これまでパソコンが非力なために手を出さずにいたという人も、テレワーク向けにパソコンの買い替えをキッカケに挑戦してみるのもいいでしょう。

こうした少しクリエイティブな用途にはパソコンの性能がとにかく重要視されます。
せっかくの高額な買い物をするのに、これを仕事だけにしか使わないのは、実に勿体ない。

そう考えると、やはり選ぶべきはノートパソコンよりもデスクトップパソコンといえるでしょう。
デスクトップパソコンであれば、できることの幅も広く、コストや納得感のある買い替えになるはずです。

またデスクトップパソコンは、ノートパソコンよりも性能に余裕があり、内蔵バッテリー交換などのメンテナンスも不要です。
長期にわたり利用することを考えれば、デスクトップパソコンのメリットは高く、検討に値する選択肢だと思います。


執筆 迎 悟