27日夜、出迎えのワゴン車で東京拘置所を出る堀江ライブドア前社長。(撮影:吉川忠行)

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ライブドアグループをめぐる証券取引法違反(風説の流布、偽計取引、有価証券報告書の虚偽記載)の罪で起訴されたライブドア前社長の堀江貴文被告(33)は27日午後9時40分ごろ、東京地裁が前日の保釈決定を不服とした検察側の準抗告を棄却したため保釈が認められ、1月23日の逮捕以来94日ぶりに東京都葛飾区の東京拘置所を出た。

 水色のトレーナー姿で正面の通用門に姿を見せた堀江被告は、伸びた髪が耳を覆うくらい長く、約3カ月間の拘置所生活を物語っていた。同被告の頬はこけ、逮捕当時に比べると大分やせており、報道陣のカメラのフラッシュが一斉にたかれると、眩しそうに目を細めた。

 堀江被告は「世間をお騒がせし、申し訳ございませんでした。ライブドアの株主の皆様、従業員の皆様、関係者の皆様、ご心配をおかけし申し訳ありませんでした。また、大勢の皆様に励ましていただき、ありがとうございました」と短いコメントを述べ、2度深く頭を下げて、出迎えのシルバーのワゴン車に乗り込んだ。

 その後、堀江被告を後部座席に乗せたワゴン車は、約100メートルにわたって何度も立ち往生。その間、後部座席に座った同被告は、何度も報道陣に向かって頭を下げた。車が拘置所を出ると、小雨混じりの中を若者の一団が駆け足で後を追いながら、同被告の写真を撮ろうと何度もカメラ付き携帯電話のシャッターを切っていた。【了】

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