『ハンガー・ゲーム』前日譚が映画化!スノー大統領のハンサム青年時代描く
『ハンガー・ゲーム』シリーズの前日譚を映画化すると、配給のライオンズゲートが発表した。『ハンガー・ゲーム2』からシリーズの監督を務めてきたフランシス・ローレンスがメガホンを取り、『ハンガー・ゲーム2』のマイケル・アーントが脚本を執筆。シリーズのプロデューサーであるニーナ・ジェイコブソンが製作を務める。
少年少女24人が一人になるまで殺し合う非情なサバイバルゲーム“ハンガー・ゲーム”から幕を開け、主人公カットニス(ジェニファー・ローレンス)が独裁国家パネムのスノー大統領(ドナルド・サザーランド)暗殺に挑むさまを描いた同シリーズ。2012年の『ハンガー・ゲーム』から2015年の『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』まで全4作で、世界興行収入30億ドル(約3,300億円・1ドル110円計算)を稼ぎ出す大ヒットとなった。原作は、スーザン・コリンズのベストセラー・ヤングアダルト小説だ。
今回、新たに製作が発表された前日譚映画は、アメリカなどで5月19日に発売されるコリンズの新作小説「ザ・バラッド・オブ・ソングバーズ・アンド・スネーク(原題) / The Ballad of Songbirds and Snake」を基にしたものになる。主人公は、パネムの大統領になる前の若きコリオラヌス・スノーだ。コリオラヌスは18歳のハンサムでチャーミングな青年だったが、スノー家は没落。彼はある時、第10回ハンガー・ゲームのメンターに選ばれ、それを自身の運命を変えるチャンスとみなすことになる。キャスティングについては未発表。
原作者のスーザン・コリンズは「ライオンズゲートは常に、映画『ハンガー・ゲーム』のホームでした。この新作で彼らの元に戻れることをうれしく思います」とコメント。ライオンズゲートの社長ジョセフ・ドレイクは「スーザンの新作は待つ価値のあるものでした。『ハンガー・ゲーム』ファンが望み、期待するものを提供するのと同時に、新境地も開拓し、キャラクターたちの全く新しい一面を描いています」と声明を出した。(編集部・市川遥)